タレント揃いのイングランド代表 スターリングは先発に値する選手なのか

今大会の出来で周りの反応を逆転させられるか photo/Getty Images

クロアチア戦では彼のゴールで勝利を手にした

EURO2020が開催され、初戦であるクロアチア戦を制したイングランド代表。後半にラヒーム・スターリングが挙げた決勝点を守り抜き、勝ち点3を獲得したが、今季不調であったスターリングをなぜ指揮官であるガレス・サウスゲイトは起用したのか。

スリーライオンズは[4-3-3]を使用することが多く、左ウイングはスターリングの定位置となっている。それは所属クラブであるマンチェスター・シティでも同じだが、今季はフィル・フォーデンの台頭もあり、シーズン後半にかけてベンチを温める時間が多かった。CLのファイナルでも先発を果たしたが、良いパフォーマンスは見せられず、今季のスターリングは不調であると印象付けた試合となっただろう。

また、得点は挙げたもののクロアチア戦でのパフォーマンスはパッとせず、彼をファーストチョイスにするほどなのかと疑問が浮かんでくるほどだ。

代表ではそのポジションを務められる選手は何名か選出されており、ジャック・グリーリッシュやフィル・フォーデンがその筆頭か。フォーデンは前述した通り、今季は素晴らしい活躍をしており、グリーリッシュに関してはプレミアでは10アシストとキャリアハイを記録している。

彼らを押しのけてスターリングが起用される要因としてはやはり経験か。前述した選手の中であれば彼が一番の古株となっており、背番号も10を付けている。番号に関しては指揮官からの信頼の証だ。

それでもこういった短期間での大会はその当時のコンディションに左右されるため、今季不調であった選手を起用し続けるのはリスクが高いだろう。

クロアチア戦では右利きのキーラン・トリッピアーを左サイドバックで起用し、話題となったサウスゲイト。大一番での選手起用は慎重になったほうが良さそうだ。

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