フリーになる動き出しはお手本のよう FC琉球・阿部拓馬のゴール量産が昇格へのカギとなる

前線からチームを支える阿部 photo/Getty Images

昨季は13ゴールをマークしている

16試合消化時点で勝ち点が33ポイントの3位と好成績を残しているFC琉球。上位2チームとの勝ち点差は3ポイントとなっており、いつ首位に立ってもおかしくはない。

そんな琉球は30日に好調を維持しているアルビレックス新潟と対戦した。

ポゼッションサッカーを信条とする新潟にボールを持たれるがこれは想定内。相手の本間至恩にドリブルでボックス内に進入されるも、利き足である右足を切る形で対策は万全だった。すると、28分に池田廉がゴールを決め、幸先よく先制に成功する。直後に追い付かれるも、新潟と互角の展開に。

膠着状態が続く中、前線で良さを見せていたのはベテランの阿部拓馬だ。昨季チームに加わり、いきなり13ゴールを挙げている。今季こそ未だ3ゴールとブレーキ気味だが、センターフォワードでの先発が続いている。

そんな阿部の特長は動き出しか。身長171cmとサイズはないものの、足元の技術やバイタルエリアでも焦らない冷静さを兼ね備えているが、ゴール前でフリーになる動き出しは別格だ。

43分にはハーフウェイラインまでボールを受けに来たかと思えば、最終ラインに抜け出す動きを見せて相手を揺さぶる。一度はオフサイドラインまで出ることでマークを外し、次の展開ではバイタルエリアでフリーとなっている。この場面では池田からパスは来なかったが、ボールが来ていれば確実に好機を演出していただろう。

後半24分に阿部はベンチに下がったが、試合を通して自分のマークが薄くなった瞬間に危険なエリアへ飛び出す動き出しが抜群にうまい。この試合では惜しくも無得点となったが、この動き出しにパスが合わされば、大量得点の難しくないはずだ。

ここまで3ゴールと物足りない阿部だが、チームは3位と好調を維持している。昨季のようにエースが再びゴールを量産すれば琉球のJ1昇格も現実となるはずだ。

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