[MIXゾーン]鳥栖、18試合消化して4位 監督や選手たちはここまでの結果をどう見る?

試合後、インタビューに応じた鳥栖のMF仙頭 photo/Getty Images

現状に全く満足していない

サガン鳥栖は30日、明治安田生命J1リーグ第17節でヴィッセル神戸と対戦した。敵地での戦いながら開始1分経たずして先制し、幸先の良いスタートを切ったが、その後同点ゴールを許して1-1のドローで試合終了のホイッスルを迎えている。

リーグ戦の中断前にしっかりと勝ち切りたかった鳥栖だが、それでもここまで18試合消化して9勝6分3敗(勝ち点「33」)で4位。直近の試合ではやや白星を取りこぼす試合も目立つが、リーグ最小失点(8失点)を誇る堅守を武器に現在8試合負けなしと、着実にポイントを積み重ねている印象だ。昨季の最終勝ち点が「36」だったことを考えると、まもなくシーズンの折り返し地点を迎えるという現時点ですでに「33」も稼げているのは、かなり上出来と言えるだろう。

ただ、監督や選手たちはここまでの結果や現状に全く満足していない。神戸戦後、インタビューに応じた金明輝(キン・ミョンヒ)監督は「去年が去年なので比べようがないですが、去年の結果からすれば良いと言えば良い」としながらも「上位を争うという意味では、ここ(神戸戦)で勝ち切らないといけなかったとすごく感じています。やっぱり引き分けを勝ちに持っていかないと、どんどん上とは離されてしまう。(ここまでの成績が良いか、悪いかは)フィフティー・フィフティーですかね。選手たちはよくやってくれていると思います」とコメントした。
ここまで好調な鳥栖の中盤を支え、この試合で先制ゴールを奪ったMF仙頭啓矢も「目指しているところはまだまだ上なので、この現状に満足せず、もっと上を目指していかないといけないと思います。自分たちはシーズン前から、周りの評価以前に自分たちの中では絶対にやれるという自信はあったので、それが今形になっているところだと思います。ここから先は相手に分析されたりした中でも、しっかり自分たちのサッカーをできるように、残り半分も戦っていけるようにしないといけません。そうしないと本質として現れないと思うので、そこをしっかりこだわってやっていきたいなと思っています」と話している。

鳥栖はあくまで、最後まで上位争いを演じることを目指している。そのためには、しっかりと勝ち点「3」を稼いでいくことが重要だ。今後は負けないこともそうだが、監督や選手たちも口にするように勝つことに対してよりこだわっていく必要があるだろう。

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