トッテナム退団を明言した右SBはどこへ行く 希望する“夢の新天地”とは

今夏トッテナム退団の意向を明言したオーリエ photo/Getty Images

「他の場所を探すときが来た」

2017年夏から4年間にわたってロンドンでプレイしたサイドバックだが、どうやら彼がトッテナムで過ごす時間は終わりを迎えることとなりそうだ。コートジボワール代表DFセルジュ・オーリエ(28)が、今季限りでのスパーズ退団の意向を明らかにした。

「もしトッテナムとの契約を延長したかったのであれば、とっくにそうしていただろう。でも、僕にはその意思がなかった。サイクルの終わりに到達した気がしたんだ。他の場所を探すときが来たんだよ。クラブ側と僕の代理人の間で話はもうついている」(仏『L'Equipe』より)

2020-21シーズンは公式戦27試合に出場して2ゴール3アシスト。怪我の影響などもあり、納得のいくシーズンとはいかなかった。それだけに以前から退団の噂は浮上していたが、ここにきてオーリエ本人の口からその考えが明言された格好だ。
4年間を過ごしたクラブとの別れを決断したオーリエ。となれば、気になってくるのはその行き先だ。はたして、この右SBは来季どこでプレイしているのだろうか。

最も有力な候補として挙げられるのは、古巣であるパリ・サンジェルマンだ。実際、『L'Equipe』のインタビューにて、オーリエは「いつかPSGに帰りたいという願望を隠したことはない」とも語っている。以前からPSGへの愛を口にする機会も多かっただけに、本人が移籍を希望するのも当然と言えるだろう。

加えて、現在はPSG側もちょうど右SBの選手を探している状況だ。今季ASローマからレンタルしていたアレッサンドロ・フロレンツィの去就が不透明なこともあり、同ポジションは彼らの補強ポイントとなっている。現在はインテルに所属するモロッコ代表DFアクラフ・ハキミに獲得オファーを提示しているようだが、たとえ彼を獲得できても可能な限り多くの人員は確保しておきたいところだろう。コラン・ダグバ(22)も将来が楽しみな選手だが、CLを含めた複数コンペティションを回すために人員はできるだけ確保しておきたい。そんな考えを持っている可能性もある。

「ハキミの交渉が進んでいるようだが、パリがもうひとり右SBを連れてくるのは決してあり得ない話ではない」。仏『FootMercato』も、PSGの右SB補強がハキミで終わりとはならないかもしれないと、このように伝えている。トッテナム退団の決断を下したオーリエだが、はたして彼の抱く夢が今夏叶うことはあるのだろうか。PSGの選択はいかに。

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