レンタル先でも結果を残せず……  リヴァプールの放出候補に南野拓実も

南野のリヴァプール復帰はあるか photo/Getty Images

サウサンプトンで10試合2得点だった

終盤の10戦無敗で3位に滑り込んだ今季のリヴァプール。UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、来季に向けて補強動向にも注目が集まっている。

そんな中で同じ注目されるのが既存メンバーの去就だ。今季のリヴァプールは、けがの影響やコンディション不良により出場機会の得られない選手が何人もいた。どのように人員整理していくのだろうか。

まず放出候補に挙がっているのが、ディボック・オリギだ。ビッグイヤーを獲得した2018-19シーズン、UEFAチャンピオンズリーグの準決勝と決勝でゴールを決めるなど印象的な活躍を残したオリギ。しかし、加入から現在までコンスタントに得点を重ねることはできていない。今季は9試合で0得点に終わるなどFWとして結果を残すことはできなかった。そんなオリギに対してはドルトムントなどが獲得に動いており、交渉が完了すれば移籍となるはずだ。
さらに放出の噂があるのがナビ・ケイタだ。ライプツィヒから鳴り物入りで加入し、クラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラードの8番を引き継ぐものの、加入3年目となった今季はけがの影響もあり、10試合の出場にとどまった。アトレティコ・マドリードなどから噂が上がっているケイタは放出する可能性が高い。

最後に可能性がある選手が南野拓実である。南野はザルツブルク時代にリヴァプールと対戦して活躍すると、2020年1月にリヴァプールへ加入。フロントスリーの牙城を崩せず出場機会に恵まれない時期もあったが、第14節のクリスタル・パレス戦でプレミア初ゴールをマークした。1月には出場機会を増やすためにサウサンプトンへレンタル移籍。しかし、10試合の出場にとどまってしまった。ディオゴ・ジョタの台頭もあり、新たなFWの獲得もあるかもしれない。リヴァプールが南野を放出する可能性は低くない。

ロベルト・フィルミーノの後釜として期待されていた南野だったが、いまだにそこまでの働きを見せられていない。サウサンプトンでは、サイドアタッカーとして起用されて得点を決めることもあり、リヴァプールの戦術には合わせることができていなかった。ライプツィヒなどが関心を示しており、レンタルの可能性も含めて放出となる可能性が高いだろう。

当時、世界王者となったばかりのリヴァプールへの日本人の加入は大きなニュースとなった。しかし、超強力な攻撃陣に割って入ることはできなかった。他クラブで試合経験を積んで再びリヴァプールに戻ってこられるように成長してほしい。

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