オランダ代表2選手の獲得は白紙に戻る? クーマン解任論高まるバルサの補強は

クーマン監督が獲得を熱望するワイナルドゥム photo/Getty Images

すでにリーグ優勝の可能性が消滅

各国欧州リーグが最終節を迎える今週末。すでに各クラブはオフシーズンの移籍市場へ向けて着々と準備を始めている頃だ。来季の向上に向けて、選手のリストアップもされている頃だろう。

そんな中で依然来季に向けて不透明なクラブがある。今季リーガタイトルの可能性がすでに消滅しているバルセロナだ。ロナルド・クーマン監督の下、数試合前までは大混戦のリーガ・エスパニョーラ優勝争いを戦っていたものの、アトレティコ・マドリードとの直接対決をドローで終えると、レバンテに勝ち点を取りこぼし、セルタにはまさかの逆転負け。最終節を残して優勝の可能性が潰えた。

その状況でクーマン監督の風当たりは強くなっており、解任の噂が絶えない。後任候補も名前は挙がっているものの、具体的な話までは至っておらず。補強を行うにも来季の指揮官が決まっていなければ、身動きは取りづらい。移籍市場が本格的に開かれる前には確定したいところだろう。
そこで注目したいのがもともとバルサの獲得候補だった選手たちについてだ。クーマン監督が求めていたオランダ人選手2名はどのような状況なのだろうか。候補として挙がっていたのが、メンフィス・デパイとジョルジニオ・ワイナルドゥムだ。

メンフィス・デパイはマンチェスター・ユナイテッドからリヨンへ移籍し、フランスで結果を残している。今季限りで契約が切れるためフリーで獲得が可能であり、昨年からオランダ人指揮官のクーマン監督が獲得を目指していた。デパイについては交渉が進んでいるという噂もあり、スペインメディア『SPORT』によるとデパイもバルサ加入へ前向きであると報道。時期に獲得決定の発表が出るのではないかと伝えている。来季の監督問題に関係なく、デパイのバルサ移籍は十分にあり得る。

対してワイナルドゥムに関しては話があまり挙がっていない。デパイと同じくフリーでの獲得が可能であり、クーマン監督が獲得を熱望している報道もあるワイナルドゥム。個人合意したとも伝えられていたが、クーマン監督の解任論が高まると、ワイナルドゥム獲得の話が沈静化してしまう。バイエルンへの話も出ており、クーマン解任となれば、ワイナルドゥムのバルセロナ移籍は白紙となるかもしれない。

バルセロナの来季の監督は誰になるのか。クーマン続投となれば、オランダ代表監督時代に自らが指導していた彼らの獲得はバルサにとって大きな補強となるだろう。しかし後任監督次第では、宝の持ち腐れとなってしまう可能性もある。リオネル・メッシとの契約更新も残っており、後任も探すこととなれば、バルサにとっては忙しいオフになりそうだ。オランダ代表2選手のバルサ移籍は実現するのだろうか。

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