ワンタッチゴーラーとしての才能が開花 スペイン代表FWの行く先はストライカーなのか

ハットトリックを達成したトーレス photo/Getty Images

ハットトリックを達成したトーレス

14日に行われたマンチェスター・シティ対ニューカッスル・ユナイテッドの一戦は互いに点を取り合う乱打戦となり、スコアは4-3でマンCが白星を手にした。先日、リーグ戦優勝を決めたということもあり、一部の主力はお休みとなったこの試合だが、ヒーローとなったのは今季からチームに加入したフェラン・トーレスだった。

開幕から新型コロナウイルスの影響もあり、人員不足だった前線でスタメンとして起用されていたトーレス。徐々にメンバーも戻ってきた中で、現在は控えだがリーグ戦では3試合連続のスタメンとなっている。

そんなトーレスだがこのニューカッスル戦でストライカーとしての才能が開花したのかも知れない。1点目はフリーキックにうまく合わせてゴールイン。2点目は右サイドからのクロスを合わせてゴールネットを揺らし、3点目はジョアン・カンセロが放ったシュートの跳ね返りを押し込んでハットトリックを達成している。すべてワンタッチのゴールであり、その場所に居るいわゆるゴールへの嗅覚が優れているのだろう。

また、後半からはトーレスが中央に、ジェズスが右サイドにポジションを変更している。この変更もトーレスにとってはやりやすいポジションチェンジだったのか。裏抜けやバイタルエリアでの間受けとオフザボールの質が良くなっているように見える。右サイドでは足元での要求が多かっただけに、中央では流動的な動きが出来ていると言える。

このハットトリックでリーグ戦7ゴール目となったトーレス。他のコンペティションを合わせると13点と、初年度にしては十分な結果を残しているだろう。今後はストライカー路線で行くのか、そのままウインガーなのか。どちらでも今後が楽しみな選手だ。

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