“3バックの奇策“は正解だったのか レアルの難しい台所事情 

レアル・マドリードで監督を務めるジダン photo/Getty Images

CLファイナルが遠くなっているレアル

5日に行われたレアル・マドリード対チェルシーの一戦は0-2でチェルシーの勝利となった。2017-18シーズン以来のファイナル進出を目指していたレアルだが、準決勝で力尽きることとなってしまった。

1stレグ、2ndレグと2試合行われた準決勝だが、レアルを率いるジネディーヌ・ジダンは普段使っていない3バックを選択している。この采配については各方面から疑問の声が上がっていた。確かに右サイドバックを務めるルーカス・バスケスやダニエル・カルバハルといった選手が不在ということもあったが、1stレグの出来を考えれば再び3バックで試合に臨むのは得策ではないだろう。

実際試合ではウイングバックがチェルシーに封じられており、サイドからの組み立てが難しくなっていた。そのため、ルカ・モドリッチやトニ・クロースが低い位置まで下がってビルドアップに参加していたが、後方に人を掛けすぎてしまい前線は人手不足となっていた。後半にはマルコ・アセンシオやフェデリコ・バルベルデが投入されてからはある程度敵陣深い位置で持てるようにはなっていたが、時間が足りなかった。

また、前線での先発となったエデン・アザールも本来のパフォーマンスを発揮できておらず、脅威になれる選手がカリム・ベンゼマのみとなっていたのも無得点の要因と言える。右ウイングバックで出場となったヴィニシウスは個人での突破が光っており、アザールよりはヴィニシウスの前線起用が正解であったかもしれない。

それでも、終盤まで失点を「1」に抑えて希望がチームに持たせ続けたティボー・クルトワの奮闘もあって白熱した試合となったが、最後には得点を許してしまい黒星となってしまった。

怪我人や新型コロナウイルスの影響もあって十分な準備が出来なかったのかも知れないが、本来の戦術ではなくぶっつけ本番のスタイルには不満が募った選手も少なくないだろう。CLは終わったが、まだリーグ戦は残っておりここで再びチーム一丸となって戦い抜いて欲しい。

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