ついにデ・ヘアに別れのとき? 赤い悪魔で“絶対的守護神”だった男の運命は

今夏移籍の噂が浮上しているデ・ヘア photo/Getty Images

今夏の放出は既定路線か

ついに今夏、これまで長きにわたってマンチェスター・ユナイテッドのゴールマウスを守ってきた男に別れのときがやってくるのか。スペイン代表GKダビド・デ・ヘアの来季残留がいよいよ怪しくなってきた。

今季前半戦こそ、安定してリーグ戦での出場機会を伸ばしていたデ・ヘア。ところが、3月に入ってから彼を取り巻く状況は一変。ガールフレンドの出産に立ち会うために一時チームを離脱すると、その間にディーン・ヘンダーソンがスタメンのポジションを奪ってしまったのだ。現在デ・ヘアはチームに再合流しているものの、前節までリーグ戦では7試合連続で出場ナシ。かねてより今季のマンUにおける正守護神争いは注目されていたが、その決着がついた印象は強い。

そんなデ・ヘアには今夏移籍の可能性が浮上中。ヘンダーソンに正守護神の座を奪われた今、チームに残る意味はないと考えるのも不思議ではないだろう。まだ30歳。バックアッパーとして落ち着くには若すぎる。まだスタメンとして欲しがるクラブも多いはずで、夏の移籍を希望する可能性は高い。
クラブとしても、デ・ヘアを夏の移籍市場で放出する方針を持っているか。英『Daily Mail』によると、マンUは2018年にウェストブロムへと放出したGKサム・ジョンストンの買い戻しに向けて動き出しているという。2020-21シーズンはここまでプレミア33試合に出場してリーグトップのセーブ数146回を記録しているジョンストン。第3GKとして獲得するにはもったいないと言える人材だけに、この噂が浮上したことによってデ・ヘアの放出は加速したと見ていいはずだ。

マンUとしては高額な給与面も気になるデ・ヘア。試合に出場できないとなると、やはり来季も残す意味はなくなってくるだろう。ヘンダーソンという若い力の台頭が嬉しい一方で、赤い悪魔には長きにわたりチームを最後方から支えた守護神との別れが近づいている。

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