レアルは新たなサイクルに進むのか 守備の大黒柱2人が去就不透明

レアルでコンビを組むラモスとヴァラン photo/Getty Images

バイエルンからアラバの移籍が濃厚

レアル・マドリードといえば、かつては“銀河系軍団”と呼ばれていたように前線に世界有数のタレントを揃えて圧倒的な攻撃力を誇った。しかし、クリスティアーノ・ロナウドが2018年にユヴェントスに移籍して以降は、勝負強さや守備力で失われた得点力をカバーして勝利を奪ってきた。

そんなレアルだが、来季に向けて気になるのがこれまでのチームを支えてきたDF陣の去就。契約延長がまとまっていない主将のセルヒオ・ラモスに加えて、スペイン代表DFとともに最終ラインを支えてきたラファエル・ヴァランにも移籍の噂がささやかれている。

ラモスは今季故障による戦線離脱が続いているものの、2005年にセビージャから加入して以来長年レアルの最終ラインに君臨し、リーガ・エスパニョーラやチャンピオンズリーグのタイトル獲得に貢献。ジネディーヌ・ジダン率いるチームにおいて絶対的な存在感を放ってきた。

また、ヴァランも2011年のレアル加入以降メガクラブで若くして経験を積み重ねて世界でも指折りの存在に成長した。ラモスと同様に代表でもワールドカップを制するなど世界レベルとなったフランス代表DFが移籍となれば、その影響は計りしれないものがある。

現状のレアルではラモス、ヴァランを除けば守備のマルチロールとして大車輪の活躍をみせているナチョ・フェルナンデスとここに来て存在感を増しているエデル・ミリトンの2人がいる。さらに、今季限りでバイエルンを退団するダビド・アラバの加入が濃厚とされている。

そんな陣容が揃うレアルだが、ラモスという絶対的な柱と名パートナーとして最終ラインを支えてきたヴァランはこれまでのレアルを支えてきた屋台骨。移籍の方向で話が進めば、近年守備をベースにした勝負強さでタイトルを奪ってきたチームとしての戦い方にも影響を及ぼすだろう。

前線では、パリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペやドルトムントのアーリング・ハーランドといった選手の獲得が噂されている。ラモスは契約満了を迎えるが、ヴァランはレアルとの契約をあと1年残している。フランス代表DFの放出で移籍金が得られれば、攻撃のタレント獲得に舵を切り新たなチームのサイクルへ進む可能性はある。

レアルの最終ラインに君臨し、ロナウドが移籍して以降は守備的な戦い方のなかで中心を担ってきたラモスとヴァラン。長年にわたりジダン率いるチームを支えてきた2人の去就には引き続き注目したい。

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