マンUは今夏“完全体”となれるのか 強気の投資で王座へ返り咲くべし

ラッシュフォードやB・フェルナンデスなどの主役級は揃っているだけに、今夏の補強でマンUは“完全体”となりたいところ photo/Getty Images

優勝争いへ絡むにはあと一歩

現時点で首位マンチェスター・シティに10ポイント離されてはいるものの、2020-21シーズンはマンチェスター・ユナイテッドにとって収穫のある1年だった。まだシーズンは終わっていないが、そう言っていいほど今季の同クラブには進歩が見られた。MFブルーノ・フェルナンデスを中心として、再び上位に食い込む奮闘を見せている赤い悪魔。この調子でチーム作りを続けていけば、そう遠くないうちに2012-13シーズン以来のプレミア制覇を達成することも決して不可能ではない。そんなことを思わせるほどの成長ぶりだ。

しかし、そのためにはもう少しチームの完成度を上げていきたいところだろう。現時点で2位にはつけているものの、今季も中位や下位相手の取りこぼしは散見される。パフォーマンス自体の波は以前と比べて小さくなってきているだけに、マンUはこのままもう一段階上のレベルを目指したい。

そこで必要となってくるのは、B・フェルナンデスの不在時に頼れる攻撃的MFや、退団が噂されるFWエディンソン・カバーニの代役ストライカーといった選手だろう。今夏の移籍市場ではそういったポイントを押さえながら、長期間にわたって一定のレベルで戦えるスカッドを整えたい。ここを整備できなければ、シーズンを通してマンCのようなチームと渡り合うのは難しいはずだ。

クラブOBのポール・インス氏も、マンUが来季勝負をかけるためには今夏の積極的な投資を行う必要があるとの考えだ。徐々に調子が上向いてきたのはいいが、あと古巣に足りないのは一貫性だと同氏は次のように主張する。

「2年前に感じていたほど、優勝への道のりは遠くないと思うね。ユナイテッドは着実に前進している。だけど、リーズ戦でのパフォーマンスを見ても、まだ彼らに一貫性がないのは見て取れる。タイトルを獲得するためには、これが一番大事。夏のマーケットではお金を使って、そういった部分を改善する必要があると思うよ。今季結果が出たとはいえ、まだユナイテッドは発展途上だ。勘違いしてはいけない。特にストライカーは重要だ。最近の様子を見ていると、カバーニはボカ・ジュニアーズに行くみたいだ。彼がいなくなれば、来季は多くの問題を抱えることになるだろうね」(英『Sky Sports』より)

これまでも移籍市場ではかなりお金を使ってきたマンUだが、再び彼らが優勝争いへ絡むためにはもう一押しが必要なのか。一本筋の通った基本形はできてきただけに、欲しいのは残り少ない穴を埋めるためのピース。赤い悪魔の再興は今夏移籍市場にかかっている。

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