元バルサ、マンCの名手GKの復活劇 38歳がレアルに見せつけた高いパフォーマンス

ベティスで復活を遂げたブラボ photo/Getty Images

今季からレアル・ベティスに活躍の場を移しているブラボ

今季のリーガ・エスパニョーラは3強と言われるアトレティコ・マドリード、レアル・マドリード、バルセロナのクラブが優勝争いを演じている。互いにポイント差は少なく、一試合も落とせない緊張感のある試合が繰り広げられている。また、ヨーロッパリーグ出場権を争う5位、6位争いも見ものだ。ここもレアル・ソシエダ、レアル・べティス、ビジャレアルといった3クラブが競い合っており、結果が楽しみだ。

そんな勝ち点を落とせない各チームだが、24日にはレアル・ベティス対レアル・マドリードの上位対決が行われた。

結果は互いに決定機を決められずスコアレスドローとなったが、ベティスでゴールキーパーを務めるクラウディオ・ブラボの活躍が光っていた。

レアル・ソシエダやバルセロナといったスペインの強豪で守護神として活躍していたブラボは2016年にマンチェスター・シティに移籍。加入当初はスタメンとして活躍していたものの、本来の能力を発揮することが出来ずに退団。その後、レアル・ベティスに加入している。

ベティスでは本来の能力を十分に発揮しており、38歳と年齢を感じさせないプレイを見せている。レアルとの一戦でも安定した足元の技術で後方の組み立てに参加しており、前半42分には鋭いパントキックから好機を演出するなど、攻撃性能の高さも見せた。

安定したセービングも健在で、この日は5セーブを挙げている。また、ロドリゴのクロスバー直撃のシュートも素早い反応から指先で防いでおり、まさに守護神といった活躍であった。その後もゴールマウスを守り続け、勝ち点獲得に貢献している。

ベティスはブラボとジョエル・ロブレスを併用して使っており、スタメン争いに勝利して継続した活躍に期待したい(データは『WhoScored.com』より)。

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