1失点も好セーブ連発で追撃を許さず 神戸のタレント軍団を支える守護神・前川黛也

再三の好セーブを見せた前川 photo/Getty Images

3月に日本代表にも選出された26歳

ヴィッセル神戸は明治安田生命J1リーグで鹿島アントラーズと対戦。古橋亨梧のゴールで先制するものの、同点に追い付かれてドローで終了した。1失点は喫したが、安定した守備でゴールマウスを守ったのは、神戸GKの前川黛也だった。

この試合スタメン出場した前川。試合は15分、神戸DF陣が鹿島に前線からのプレッシャーをかけられてボールを失うと、カウンターを食らうもののシュートは前川の好セーブで難を逃れる。62分に同点に追い付かれるも、ボールはDFに当たっており、前川としてはノーチャンスだった。失点後も三竿健斗と遠藤康の立て続けのシュートをストップするなど、逆転弾は許さず。勝ち点1を獲得した。

前川はこの試合で好セーブを連発し、セーブ数は「5」。この数字は24日に行われたJ1の6試合で最多となる。今節も191cmという長身を活かした広い守備範囲で鹿島の攻撃をしのいだが、空中戦での勝率は100%とリーグトップの成績を誇る。
神戸の今季の失点数は「10」。J1では試合数の少ないガンバ大阪を除き、19クラブ中で5番目の少なさと結果を残している。そんな堅守を最後尾から支えているのが前川だ。彼が安定したセービングでチームを支えることで、上位進出が見えてくるだろう。この試合でゴールを奪った古橋亨梧やデビューを果たしたリンコン、現在は離脱中のアンドレス・イニエスタなどを前線に注目が行く神戸だが、それを最後尾で支えている前川の存在はチームにとって非常に大きい。

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