同点弾を挙げたフェラン・トーレス 低調なスペインの希望となるか

同点弾を挙げたトーレス photo/Getty Images

今年は難しい一年となっている

2020年にマンチェスター・シティに加入したフェラン・トーレス。前所属であったバレンシアでは18歳でトップチームデビューした才能ある若手だ。今季は新型コロナウイルスの影響から序盤に人員が不足し、慣れないセンターフォワードでの起用もあったが難なく適応してゴールを挙げるなど、出場した試合では自分をアピールした。

年齢はまだ21歳と若いが、2022年に予定されているワールドカップ・カタール大会の欧州予選のスペイン代表に選出されている。直近ではギリシャ戦、ジョージア戦と2試合連続でスタメン出場を果たしていることから、代表監督からの信頼が厚いことがうかがえる。

ジョージア戦では格下相手にまさかの先制点を許す展開となったが、反撃の狼煙を挙げる同点弾を奪取。その後、チームは後半アディショナルタイムにゴールを挙げ、劇的勝利となったが、ギリシャ戦に続いてどちらも苦戦を強いられることとなった。

同点弾を挙げて主役級の活躍となったトーレスだが、出場機会を得られていないクラブ同様、代表でも引いて守る相手への崩しに苦労している印象がある。トーレスは主に右ウイングを主戦場とし、精度の高いクロスを武器に攻撃で貢献するタイプだ。

クロスだけでなく、細かいタッチからドリブルを仕掛けることもできるが、寄せられてしまうと潰される場面が多い。直近の代表戦ではマルコス・ジョレンテ、ペドロ・ポロの二人の異なるサイドバックとコンビを組んだが、波長が合わず連携不足が感じられた。これは所属クラブでもそうだが、使う側に回った場合の展開は今後の課題となっている。
 
難しいシーズンとなっているトーレスだが、代表では先発に名を連ねており、自信をもってプレイして欲しい。6月にはEURO2020が予定されており、低調なスペインを救う存在になってほしいところである。クラブではリヤド・マフレズの控えとなっているが、シーズンも終盤になり他選手の疲労も考えると、出番が増えることは間違いない。年齢もまだ若くこれからの選手であり、今後のフェラン・トーレスの成長から目が離せない。

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