メッシの“後継者候補”だった男の今後 27歳のレフティーはどこで輝くのか

伸び悩んでいる印象のあるディバラ photo/Getty Images

ユヴェントスでのキャリアはアップダウンも激しい

アルゼンチンでリオネル・メッシと比較されてきた男も、27歳と中堅世代に入った。

今後のキャリアが気になるのは、ユヴェントスに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラだ。

小柄なレフティーアタッカーとして度々メッシと比較されてきたディバラは、セリエAでも主役になれるだけの才能を備えている。しかし、今ひとつブレイクできないシーズンが続いている。
ユヴェントスは2018年夏にクリスティアーノ・ロナウドを獲得し、それ以降ロナウドが攻撃の中心になってきた。ディバラとロナウドのコンビネーションも悪くないが、ディバラはロナウドを輝かせる脇役に回った印象が強い。

今季はミラン戦でアシストを記録するなど大事なところで結果を出しているが、怪我の影響もあってリーグ戦で2得点2アシストと寂しい成績に留まっている。今夏の放出も噂されており、年齢的にディバラがキャリアの重要な時期を迎えているのは間違いない。

ユヴェントスで主役となり、アルゼンチン代表でもメッシの後継者的存在になっていくのか、それとも埋もれてしまうのか。アルゼンチン代表の方ではインテルFWラウタロ・マルティネスが注目を集めており、メッシが去った場合はマルティネスが主役になっていきそうな気配だ。

ディバラの影は代表でも薄くなる危険性があり、来季は2022年のワールドカップ・カタール大会へ向けて何としてもアピールしたい。このまま代表でも主役になれぬまま終わるわけにはいかないだろう。移籍の可能性を含め、今夏は27歳のディバラにとって重要な夏となりそうだ。

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