成功率がぴったり“5割”の新鋭ドリブラー ザハ上回る積極果敢な22歳

クリスタル・パレスで活躍するエゼ photo/Getty Images

失敗が多くても仕掛け続ける

クリスタル・パレスの仕掛け屋といえば、FWウィルフリード・ザハが真っ先に思い浮かぶだろう。近年のプレミアリーグを代表するドリブラーであり、その精度はビッグクラブでも通用するレベルにある。

しかし、今季に限ればドリブルの主役はザハではない。クリスタル・パレスで最多ドリブル成功数を記録しているのは、今季よりクリスタル・パレスでプレイする22歳のMFエベレチ・エゼだ。

昨季イングランド2部のQPRで136回ものドリブルを成功させているエゼは、プレミアリーグの舞台でも存分に持ち味を発揮。ここまで41回のドリブルを成功させており、これはプレミアリーグで現在14番目に多い数字だ。ザハは34回で全体23番目の数字に留まっているため、このままエゼがチームNo.1ドリブラーとしてフィニッシュすることになるかもしれない。
エゼの魅力は、とにかく仕掛け続ける姿勢にある。ドリブル成功数も多いが、失敗数も多いのだ。今季のエゼはドリブル成功数が41回で、失敗数も41回。成功と失敗の数が全く同じというのは珍しい。成功率はちょうど5割だ。

少々雑な部分もあるが、プレミアリーグ初挑戦の22歳はまだまだ伸びるだろう。失敗を恐れることなく仕掛け続ければ、数年後にはプレミアリーグを代表するドリブラーになれるかもしれない。

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