大一番での結果はA・アーノルドの出来次第か リヴァプールに必要な22歳の復調

今季なかなか結果を残せないA・アーノルドだが、大一番で輝きを放つことができるか photo/Getty Images

攻守においてカギとなる可能性

2020-21シーズン、ここまで24試合を終えて6位。昨季イングランド・プレミアリーグを圧倒的な強さで制したリヴァプールだが、今季の同クラブは怪我人の続出で苦しむこととなっている。ここまでなんとか踏ん張ってはいるものの、現地時間20日に行われる宿敵エヴァートンとのマージーサイドダービーは今後の成績を占う意味で重要な一戦となってくることだろう。

なにしろ現在7〜9位につけている3チームは、すべてリヴァプールよりも消化試合が少ない。現時点で順位こそ上だが、シーズンが終わってみれば逆転を許している可能性も。上位に食らいつくと同時に、中位群の波に呑まれないようにするためにも、このエヴァートン戦はリヴァプールにとって大きな意味を持つゲームとなる。

では、そんな大事なエヴァートン戦において、リヴァプールでポイントとなってくるのはどういった選手か。それはやはり、今季なかなか波に乗り切れていないイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドだろう。

2020-21シーズン、最大の売りとしていたはずの攻撃面で違いを生みださないことも多いA・アーノルド。フィルジル・ファン・ダイクの離脱以降、ビルドアップの局面における負担が増加したことで彼はボールロスト数が極端に増加している。第17節サウサンプトン戦では38回、第18節バーンリー戦では39回、そして前節レスター・シティ戦ではなんと45回ものロスト数を記録。当然エヴァートンもそんな彼のことは厳しくチェックしてくるはずで、A・アーノルドがどれだけ円滑にゲームを作ることができるかはこの試合におけるポイントとなってくるはずだ。

しかし、先日のCL・ライプツィヒ戦では遅攻でのビルドアップをMFチアゴ・アルカンタラに任せながら良いリズムを取り戻していただけに、A・アーノルドがこのエヴァートン戦でこれまでと一味違う姿を披露する可能性も大いにある。これがうまくハマるかハマらないかで、今回のマージーサイドダービーの結果は大きく変わってくることだろう。

さらに、守備面でもA・アーノルドはリヴァプールの命運を左右する存在になる可能性が高い。データサイト『WhoScored.com』によると、2020-21シーズンのエヴァートンは攻撃の実に40%が左サイドから。今季ここまで6アシストを記録している左SBリュカ・ディーニュをどこまで押さえ込むことができるかは、トフィーズの攻撃を押さえ込む上で重要な要素だ。この試合での復帰は濃厚な相手エースFWドミニク・カルバート・ルーウィンに質の高いクロスを供給されないためにも、A・アーノルドには“サイドの防波堤”としても質の高い仕事が要求されることとなる。

宿敵との大一番で、これまで以上にハードな仕事を要求されることとなりそうなA・アーノルド。はたして、通算238回目のマージーサイドダービーにおいて、このイングランド代表DFは再び各方面から称賛を浴びるようなパフォーマンスを披露することができるのか。リヴァプールが再びエンジンを掛けるためにも、22歳の大活躍は欠かせない要素だ。


リヴァプール×エヴァートン(プレミアリーグ第25節)

日本時間 2月21日(日) 2:30 キックオフ

予想スターティングメンバー

リヴァプール

GK 1  アリソン・ベッカー
DF 66 トレント・アレクサンダー・アーノルド
DF 19 オザン・カバク
DF 14 ジョーダン・ヘンダーソン
DF 26 アンドリュー・ロバートソン
MF 6 チアゴ・アルカンタラ
MF 5 ジョルジニオ・ワイナルドゥム
MF 17 カーティス・ジョーンズ
FW 11 モハメド・サラー
FW 9 ロベルト・フィルミーノ
FW 10 サディオ・マネ


エヴァートン

GK 1  ジョーダン・ピックフォード
DF 23 シェイマス・コールマン
DF 22 ベン・ゴッドフレイ
DF 5 マイケル・キーン
DF 12 リュカ・ディーニュ
MF 6 アラン
MF 16 アブドゥライェ・ドゥクレ
MF 10 ギルフィ・シグルズソン
FW 19 ハメス・ロドリゲス
FW 7 リシャルリソン
FW 9 ドミニク・カルバート・ルーウィン

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