“60億円の男”に向けられる厳しい視線 「何をしているかわからない」

チェルシー加入初年度の今季は少し苦しい時間を過ごすこととなっているヴェルナー photo/Getty Images

壁にぶち当たるドイツ代表FW

いったい、昨季ブンデスリーガで得点ランキング2位となる28ゴールを挙げたストライカーはどうしてしまったのだろうか。今季からチェルシーでプレイしているドイツ代表FWティモ・ヴェルナー。獲得には4500万ポンド(約60億円)もの移籍金がかかったとされるが、いまだに彼はその金額に見合う活躍を披露することができていない。

ここまでは公式戦31試合に出場して9ゴール8アシスト。決して悪い数字ではないものの、エース級の活躍を期待されて加入した選手だと考えれば、少し物足りないのは間違いない。加入初年度ということでまだ評価するには早いかもしれないが、プロとしてある程度の批判は仕方がないことだろう。常勝チェルシーのエース候補として、リーグで3番目に多いビッグチャンスでのミスショット(11回)は見過ごせない。

そんななか、英『Sky Sports』の解説員を務めるグレアム・スーネス氏も低調続くヴェルナーにはご立腹の様子だ。同氏はなかなか調子の上がらない“60億円男”を痛烈批判。ドイツでは世界屈指のストライカーと評価された彼も、チェルシーではほとんど役に立っていないと次のように厳しい意見をぶつけている。
「私はまだ彼に納得していないよ。チェルシーには素晴らしい選手が数多く揃っているけれど、彼はまだそのレベルに達していないように思えるね。アタッキングサードには何回も侵入しているんだが、彼が何をしているかはわからないままだ。彼が活躍さえできていたなら、フランク(・ランパード)はまだ仕事を続けられていたかもね」

チェルシーでの1年目は非常に苦しい時間となってしまっているヴェルナー。はたして今後、この24歳はこういった周囲の雑音を振り払うほどのパフォーマンスを披露することができるか。ドイツ代表FWがその真価を発揮するときを、ファンは今か今かと待ちわびている。

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