ウェストハム戦で大仕事
マンチェスター・ユナイテッドの中盤で、ブルーノ・フェルナンデスではない“もう一人の頼れる男”が輝き始めた。守備的MFを任されながらも、ここ一番でゴールを奪う中盤戦士。スコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(24)だ。
現地時間9日に行われたFAカップ5回戦のウェストハム戦で、延長前半7分に値千金の決勝ゴールを沈めてみせたマクトミネイ。中盤の底でフィルター役を務めながらも、最後は果敢な飛び出しから試合を決めることに成功している。このウェストハム戦のゴールによって、マクトミネイは公式戦3試合連続ゴール。その存在感は、攻撃面においても日増しに大きなものになっていると言っていいだろう。
そんなマクトミネイの攻撃性能を、オーレ・グンナー・スールシャール監督も大いに評価。ウェストハム戦後、指揮官はこの中盤戦士が披露した素晴らしいフィニッシュについて次のように語っている。英『Daily Mirror』が伝えた。
「スコットは少年時代はストライカーだった。だから、彼があれほど素晴らしいフィニッシュを、自信を持って実行することができたんだと思う。彼は自分のポジションにとらわれず最高の仕事をしてみせた。本当に素晴らしかったよ」
守備のタスクをきちんとこなしつつ、最高の場面で大仕事をやってのけたマクトミネイ。一時は他の選手に定位置を明け渡すのではないかと懸念された時期もあったが、ここにきて新たな武器を手に入れつつある若者に期待は膨らむばかりだ。