ペップ・シティ“史上最強”の守備完成 センターバック探しの迷走は終わった

マンCの守備を支えるジアスとストーンズ photo/Getty Images

揃う3枚の実力者

2010年代のマンチェスター・シティは、攻撃陣に比べて守備陣の補強がなかなかヒットしなかった。特にセンターバックの部分はヴァンサン・コンパニの相棒探しに苦戦するなど、迷走が続いてきた印象がある。

しかし、その迷走も終わりだ。現在のマンCはリーグ戦直近12試合で2失点と抜群の安定感を見せており、ジョゼップ・グアルディオラ就任以降では最強のディフェンスラインが完成している。

大きいのは、昨夏にベンフィカから獲得したポルトガル代表DFルベン・ジアスがヒットしたことだ。コンパニの後継者が欲しいところだったが、23歳のジアスはその大役を果たせるだけの実力者だ。年齢的に伸びしろもあり、ワールドクラスのセンターバックとして長くマンCを支える存在になれるはず。

加えて、今季はジョン・ストーンズが覚醒した。足下の技術だけで肝心の守備が不安定などと言われたこともあったが、今季はレフティーのDFアイメリック・ラポルテをベンチへ追いやるほどの活躍ぶりだ。ジアスとストーンズのコンビがファーストチョイスであり、この覚醒は最高のサプライズになっている。

もちろんラポルテも高い実力を誇っており、3枚も信頼できるセンターバックがいるのは心強い。2010年代はニコラス・オタメンディ、エリアキム・マンガラ、マルティン・デミチェリスなどセンターバック補強で迷走が続いてきたが、ついに信頼できるセンターバック陣が揃った印象だ。

リーグ制覇はもちろん、この守備力があれば悲願のチャンピオンズリーグ制覇も見えてくる。相手を圧倒する攻撃力ではなく、すべての攻撃を跳ね返す鉄壁の守備で欧州の頂点へ。決勝トーナメントに入ってからの戦いぶりが楽しみだ。

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