ジェラードに残るリヴァプールでの後悔 「今振り返ると……」

かつてリヴァプールで長きにわたってプレイしたジェラード photo/Getty Images

レジェンドが望んだ名将との共演

1998年にデビューを飾って以降、長きにわたってリヴァプールを牽引したスティーブン・ジェラード氏。ドリブル、パス、シュート、守備、統率力とあらゆる能力が備わった同氏のプレイに、かつてアンフィールドへ詰め掛けたファンは酔いしれた。リヴァプールを離れて5年半が経過した今でも、ファンは彼のことを愛してやまない。まさに、レジェンドと呼ぶにふさわしい存在だ。

そんなリヴァプールの伝説的存在であるジェラード氏が、現役時代に後悔したことについて語っている。このレジェンドは、キャリア晩年に名将と共闘できなかったことを相当に悔やんでいるようだ。自身がリヴァプールを退団するのと入れ替わりでチームの指揮官に就任したユルゲン・クロップ監督と共に戦ってみたかったと、ジェラード氏は英『Daily Mail』へ次のように語る。

「今振り返ると、リヴァプールが提供してくれた最後の1年間の契約にサインしておけばよかったと今では思うよ。そうすれば、ユルゲン・クロップ(2015年10月就任)の下でプレイできたかもしれないからね。少しだけ後悔しているよ。もちろん、他のリヴァプールでの思い出だって、どれも特別なものだけどね」
2015年夏シーズンを最後に、リヴァプールからMLSのロサンゼルス・ギャラクシーへと移籍をしたジェラード氏。クロップ監督が同クラブの指揮官に就任したのは、そのすぐ後だっただけに、レジェンドは少しだけ移籍のタイミングが悪かったと考えているようだ。

2000年代におけるクラブの全てを知り尽くすジェラード氏と、世界屈指の名将と呼ばれるクロップ監督。はたしてこの2人が共闘すれば、リヴァプールはどんなサッカーを展開することになったのだろうか。実現は叶わなかったが、たまには妄想にふけるのも悪くない。

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