バイエルンとドルトが争奪戦? ブンデスで輝く“クロース風”MFに集まる視線

ボルシアMGの中盤を司るノイハウス photo/Getty Images

夏の移籍市場で奪い合いか

ドイツ・ブンデスリーガで赤丸急上昇中の中盤戦士は、はたして来季どのクラブでプレイしているのだろうか。中堅クラブの逸材MF獲得を狙って、国内の強豪2クラブが睨み合うこととなっている。

その2クラブとは、バイエルン・ミュンヘンとドルトムントだ。今季こそドルトムントの調子が芳しくないものの、ここ数年間ドイツのサッカーシーンを牽引してきた両クラブ。すでに完成された選手を獲得することが多いバイエルンと、各国から優秀な若手を確保してくるドルトムント。それぞれ補強のスタンスが違うだけに、これまで両クラブの間ではそれほど獲得候補が重複するということはなかった。しかし、今夏は移籍市場でも彼らが火花を散らすこととなるのかもしれない。

独『Sport 1』によると、両クラブのターゲットとなっているのはボルシアMGに所属するドイツ代表MFフロリアン・ノイハウス(23)だ。1860ミュンヘンの下部組織出身である同選手は、2017年夏にボルシアMGに加入後すぐにデュッセルドルフにレンタル移籍。同クラブでブンデスリーガ2部の優勝に貢献すると、2018-19シーズンにボルシアMGへ復帰し、以降はチームに欠かせぬ中盤の要として活躍中。昨年10月にはドイツ代表デビューも飾っている。

第15節のバイエルン戦で見せたような強烈なミドルシュートもノイハウスの大きな武器だ photo/Getty Images

中盤のプレイメイカーとして武器は多彩

そんなノイハウスの特長は、なんといっても狭いスペースも苦にしないボールスキルと視野の広さだ。どんな密集地隊でも常に落ち着いてパスを捌き、ルートを見つければピッチ上のどこへでも味方にボールを届ける。今季リーグ戦で記録している敵陣パス成功数(354本:リーグMF中7位)やロングパス成功数(63本:リーグMF中3位)を見ても、その能力の高さは窺い知ることができるだろう。

積極的な攻撃参加からのミドルシュートも武器の一つで、先日行われたブンデス第15節のバイエルン戦でもPA手前から強烈な一発を王者相手にお見舞いしている。現地ではそんなノイハウスとレアル・マドリードのドイツ代表MFトニ・クロースの姿を重ねる人も多い。本人もクロースをプレイスタイルの参考にしていると常々語っており、選手としてのイメージは近しいものがあると言っていい。

そんな“NEXTクロース”と呼べる逸材に、バイエルンとドルトムントが興味を抱くのも無理はないか。2020-21シーズン、両クラブはそれぞれジョシュア・キミッヒやアクセル・ヴィツェルといったプレイメイカーの負傷離脱を経験している。双方ともに彼らが不在となった試合では、中盤のクオリティ確保に苦労した印象が残った。それだけに、来季また同じ轍を踏まぬためにも、もう1人主力級のプレイメイカーは確保しておきたいと考えるのは当然と言えるだろう。

はたして、バイエルンとドルトムントが獲得を狙うノイハウスは来季いったいどのクラブでプレイすることとなるのだろうか。もちろん残留の選択肢もあるだけに、今後この23歳の動向には注目していきたいところだ。

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