日本を苦しめた2チームも 2022W杯で“ダークホース”となり得る4チーム

アジアカップ2019を制したカタール代表 photo/Getty Images

注目は優勝候補だけではない

少し気が早いが、2022カタールワールドカップで世界に衝撃を与える国はどこになるだろうか。

フランス、ブラジル、イングランドなど優勝候補の常連チームも楽しみな存在ではあるものの、ワールドカップの面白さは予想もしないチームが上位へ食い込んでくるところにある。4年に1度の祭典で世界のサッカーファンはダークホース軍団の登場を待っている。

英『90min』は早くもダークホース候補をいくつかリストアップしているが、まずは開催国のカタール代表だ。2019年のアジアカップでは日本代表もファイナルでカタールに敗れており、自国開催のメリットと合わせるとカタールは不気味な存在だ。
アジアカップでブレイクした24歳のFWアルモエズ・アリ、ピッチを自由に動いて日本を苦しめた24歳FWアクラム・アフィーフ、センターバックからサイドバック、守備的MFもこなす22歳のバッサム・ヒシャム・アル・ラーウィーなど楽しみな逸材も揃う。

アフリカのタレント軍団セネガルも注目 photo/Getty Images

さらに日本と対戦した経験を持つ国では、2018ロシアワールドカップで激突したセネガル代表も挙げられている。

セネガルはスーパーエースであるリヴァプール所属のFWサディオ・マネを筆頭にナポリDFカリドゥ・クリバリ、ワトフォードの快速FWイスマイラ・サールなど身体能力の高いタレントが揃う。

さらに今チェルシーでブレイクし始めているGKエドゥアール・メンディ、今季のリーグ・アンで9戦8ゴールと爆発しているスタッド・ランス所属の24歳FWブライユ・ディアなど興味深い選手も出てきている。最終ラインから前線まで欧州組で揃えられるアフリカの強豪だ。

若手が伸びているノルウェー代表にも期待がかかる。惜しくもEURO2020出場は逃したが、ドルトムント所属のFWアーリング・ハーランド、レアル・マドリード所属MFマルティン・ウーデゴー、ライプツィヒFWアレクサンデル・セルロートらはワールドカップでプレイすべき実力者だ。欧州予選を勝ち抜くのは簡単ではないが、何とか切り抜けてほしいところ。

最後に2026ワールドカップをカナダ、メキシコと3国共催で行う予定となっているアメリカ代表だ。アメリカの最終目標は2026ワールドカップ制覇だろうが、その準備段階として2022年大会でも結果を出しておきたい。

チェルシーの10番を背負うFWクリスティアン・プリシッチ、ドルトムントでブレイクする17歳のMFジョバンニ・レイナ、バルセロナのサイドバックを務める19歳セルジーニョ・デスト、同じくバルセロナでブレイクの時を待つ19歳FWコンラッド・デ・ラ・フエンテ、2022年までにはバイエルンで出番を掴んでほしい20歳のDFクリス・リチャーズなど楽しみな若手が揃う。2022年大会でもベスト8は確実に狙えるはずだ。

果たして2022年大会で世界に衝撃を与えるのはどのチームか。まずは予選を突破しなければならないが、今から2年後のダークホースを予想しておくのも悪くない楽しみ方だろう。

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