アンチェロッティがケディラへ“ラブコール”返し? プレミアで再タッグなるか

レアル時代に共闘したアンチェロッティ(左)とケディラ(右) photo/Getty Images

ハメス、アランに続いてケディラも?

エヴァートンの指揮官を務めるカルロ・アンチェロッティと、ユヴェントスに所属する元ドイツ代表MFサミ・ケディラが、イングランドの地で再会を果たすかもしれない。

現在61歳のアンチェロッティ監督は、昨年末にエヴァートンの指揮官に就任。近年苦しい戦いを強いられている古豪の再建を任された。昨季はなかなかチームの調子を上げることができずに12位でフィニッシュしたが、今夏の移籍市場で教え子であるハメス・ロドリゲスやアランを獲得すると、今季は51年ぶりとなる開幕4連勝を達成。昨季とは打って変わり、このまま“台風の目”になるかと思われた。しかし、直近の4試合は白星がなく正念場に立たされており、名将の手腕や冬の移籍市場での動向に注目が集まっている状況だ。

一方、現在33歳のケディラは今季、ユヴェントスに加入して6年目のシーズンを迎えた。これまで怪我に悩まされながらもチームの主力として活躍してきたが、今夏にクラブOBのアンドレア・ピルロが指揮官に就任すると、状況が一変。新指揮官の構想外となり、ベンチに入れない日々が続き、今後の去就に注目が集まっている。
そんなケディラが先日、衛星放送『sky sports』のインタビューで「これまでのキャリアに満足しているが、可能であるならばプレミアリーグの一員になりたい。子供の頃の夢だったからね」と吐露。さらに「モウリーニョとの仕事は素晴らしい時間だった。ただ、一緒に仕事をしたいのは彼だけではない。リスペクトできる監督はたくさんいるし、アンチェロッティも感銘を与えてくれた監督の一人だ」と明かした。

こういったケディラの発言もあり、記者会見に出席したアンチェロッティ監督へ「ケディラ」に関する質問が飛んだ。すると、この名将も「彼とはレアル・マドリードで良い思い出があるよ。素晴らしいほどプロフェッショナルな選手だ。彼だけではないが、彼とまた一緒に仕事がしたいね」と答えたのだ。伊『calciomercato.com』などが伝えている。

アンチェロッティとケディラは、2013年夏から2年間にわたってレアル・マドリードで共闘。2013-14シーズンには、スペインの“白い巨人”にビッグイヤーをもたらしている。教え子が「再び一緒に仕事したい監督」として自身の名前を挙げてくれたことで、それに対する感謝の意味を込めてアンチェロッティ監督もケディラへ「また一緒に仕事がしたい」とラブコールで返した可能性も大いにある。ただ、アンチェロッティはハメスやアランのように、プレイスタイルを知り尽くした教え子をエヴァートンへ連れてきた過去がある。エヴァートンは若手が多いため、経験豊富なケディラの電撃加入も十分にあり得るだろう。今後の動向にも注目だ。

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