再びドイツ代表への道も
ドイツ国内に留まるのではなく、初の国外プレイを選択したのは正解だったということだろうか。今季よりオランダでのプレイをスタートさせたドイツの才能がいきなり輝きを放っている。
オランダの名門PSVで見事なパフォーマンスを見せているのはMFマリオ・ゲッツェだ。今夏にドルトムントを退団してPSVに移籍したわけだが、ここまでの活躍を考えるとオランダ行きは悪くない判断だったと言えよう。
ゲッツェはドルトムント、バイエルンでプレイしてきた選手で、国外でのプレイは今回が初めてだ。独『Sport bild』によれば、今夏にはドイツのヘルタ・ベルリンもゲッツェ獲得を検討していたという。しかしクラブのミヒャエル・プレーツSDは様々な考えからゲッツェ獲得には至らなかったと今夏の動きを振り返っている。
ヘルタの選択次第ではゲッツェがドイツ国内でのプレイを続けることも可能だったようだが、ゲッツェとしてはPSV移籍が正解だったのかもしれない。ここまでヨーロッパリーグを合わせて6試合で3得点と結果を残しており、相変わらず技術レベルは高い。
まだ28歳という年齢を考えれば、PSVで活躍を続ければドイツ代表への道も再び見えてくるはず。初のエールディヴィジ参戦でゲッツェは本来のリズムを取り戻したのか。来夏のEURO2020へ向けアピールは続く。