メキシコを崩せる“6人のサムライ” 警戒される日本のキーマンは誰だ

警戒される南野、柴崎、久保 photo/Getty Images

北中米の強敵と激突

17日、日本代表はメキシコ代表との親善試合を戦う予定となっている。13日に日本はパナマ代表を1-0で撃破したが、実績はメキシコの方が上だ。厳しいゲームとなるのは間違いない。

ではメキシコの方は日本をどう捉えているのか。メキシコ版『MARCA』は、日本で注意すべき選手として5人の名前を挙げている。

まず1人はビジャレアルMF久保建英だ。まだ代表戦で目立った成績は残していないものの、リーガ・エスパニョーラで昨季から活躍する久保は世界的に有名な存在となっている。香川真司、本田圭佑といったビッグネームが不在の現日本代表において、世界で最も知られている選手の1人と言っていいだろう。その久保をメキシコが警戒するのは当然か。
2人目はリヴァプールFW南野拓実。パナマ戦ではPKから決勝点を記録したが、南野もリヴァプールに移籍したことで知名度は飛躍的に上がった。森保ジャパンにて最も信頼できるゴールゲッターの1人なのは確かで、ゴール前でボールを持てば何かを起こすだけの力は持っている。

3人目はマルセイユDF長友佑都。同メディアは「スーパーサムライ」と紹介しているが、34歳の長友は今の代表で最も経験豊富な選手の1人だ。ワールドカップを3大会経験し、チャンピオンズリーグの環境も知っている。日本を落ち着かせられる存在として警戒されるのも頷ける。

4人目も同じくマルセイユでプレイするサイドバックの酒井宏樹だ。酒井は3バックの右センターバックを任される機会もあり、日本のサイドバックとしては珍しい高さを備えた選手だ。1対1の守備は欧州でも十分に通用しており、メキシコ攻撃陣を抑えることも可能なはず。酒井も森保ジャパンで外すことのできないキーマンだ。

最後の5人目はレガネスMF柴崎岳。森保ジャパンの頭脳であり、中盤のゲームメイクを一任されている特別なプレイヤーだ。攻撃のリズムを作る存在の柴崎はチームの柱で、ここを抑えられると日本は苦しくなる。柴崎封じは対戦相手にとって1つのキーワードとなるだろう。

また『90min』は、フランクフルトFW鎌田大地のことも要注意人物に挙げている。その独特なリズムのドリブルはメキシコ守備陣をも切り裂けると考えているようで、鎌田のゾーンに入れば決定機が生まれるはず。ファイナルサードにおいて、今の代表で最もアイディアを持つ人物の1人だ。

果たしてメキシコ戦でも日本は白星を挙げられるのか。親善試合とはいえ、北中米を代表する強豪のメキシコと戦えるのは大きな経験になる。色々とテストもしつつ、最後には勝利をもぎ取ってほしい。

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