またアヤックスに若き有望株が出てきた デビュー戦でいきなり得点奪った18歳

デビュー戦で早速初ゴールをマークしたブロビー photo/Getty Images

モデルとするのは伝説級の万能FW

本当に近年におけるアヤックスは優秀な若手の宝庫だ。同クラブで結果を出した選手は、ここ数年で何人もビッグクラブへとステップアップを遂げている。DFマタイス・デ・リフト、DFセルジーニョ・デスト、MFフレンキー・デ・ヨング、MFドニー・ファン・デ・ベーク……。以前から優秀な選手を輩出していたが、近年その傾向は特に顕著だ。

そんな中、近いうちにまたアヤックスからビッグクラブへと旅立つ選手が出てくるのか。主力をこれでもかと引き抜かれた後にもかかわらず、同クラブにはまた新世代のスター候補が出現している。その名はブライアン・ブロビー。現地時間31日に行われたエールディヴィジ第7節のフォルトゥナ・シッタート戦でトップデビューを果たしたばかりの18歳だ。

ブロビーはどんな形でもとにかくゴールに絡む才能を備えた選手で、左右両足のシュート精度はもちろんのこと身長180cmながら空中戦も強い。加えて、“いるべきところにいる”というストライカーに最も必要な嗅覚も持ち合わせている逸材だ。その嗅覚の鋭さはデビュー戦でも見受けられ、彼は投入からわずか8分でプロ初ゴールをゲット。ポストに弾かれた味方のシュートをそのまま押し込むだけの形ではあったが、それも彼が最適なポジションを取っていたからこそと言えるだろう。

どのような形でもゴールを奪う。本人もそういった姿勢は意識しているようで、それに関してブロビーには自身がスタイルのモデルとしているレジェンドがいるという。素晴らしいデビューを飾ったF・シッタート戦後、ブロビーは次のように語っている。蘭『De Telegraaf』が伝えた。

「今回のゴールはほんの始まりに過ぎない。今後はもっと多くの得点を奪えるように願っているよ。僕がモデルとしているのはディディエ・ドログバなんだ。彼のようにどんな場面でもゴールを脅かせる存在になりたいね」

ブロビーが自身の理想像として掲げているのは、かつてチェルシーなどで活躍した元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏のスタイルだ。サイズに差はあるものの、現役時代どんな形でもゴールを奪うことができたレジェンドに同選手は大きな憧れを抱いている様子。このまま順調に成長すれば、いずれは“ドログバ級”となることも可能だろう。目指す理想形としては非常に良いチョイスか。

アヤックスで伸びてくる新たな才能。はたして今後、ブロビーもまた偉大な先人たちの足跡を辿ることとなるのだろうか。オランダの名門でヤングスターが尽きることはない。

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