グエンドウジの背中を押した“2人”の元同僚 21歳がドイツ行きを選んだワケ

昨季までアーセナルでプレイしていたグエンドウジ photo/Getty Images

「ブンデスの良いとこを教えてくれた」

ミケル・アルテタ監督の下、アーセナルで出場機会を掴めていなかった若者はドイツで再起を図ることとなった。21歳のMFマッテオ・グエンドウジである。

2019-20シーズンに当時のウナイ・エメリ監督に重宝され、順調に出場機会をえていたグエンドウジ。当時の彼は間違いなく、FWガブリエウ・マルティネッリらと並んで未来のガナーズを担う逸材として周囲から認識されていたはずだ。しかし、この若者を取り巻く状況は時間の経過と共に変化。シーズン半ばにはエメリ監督の後を託されたミケル・アルテタ新監督との衝突が報じられ、その後のブライトン戦において相手FWニール・モペイと揉み合いとなったことも指揮官との緊張関係に拍車をかけてしまった。

才能は確かなものを備えているが、一連の騒動でチームの規律を乱す一面も見えた。シーズン終了直後、英『Daily Mirror』は2019-20シーズンにおけるグエンドウジをこのように評価。アルテタ監督も立場上、この状態で彼を試合に出すわけにはいかないとか考えたのだろう。そういった事情もあって、グエンドウジはヘルタに向かうこととなっている。

とはいえ、なぜその行き先がドイツだったのか。パリ・サンジェルマンとロリアンの下部組織で育ち、自身の国籍もフランス(モロッコとの二重国籍)というグエンドウジ。再起を図るならばリーグ・アンでという選択が一番無難だったはず。しかし、このドイツ行きはアーセナルの同僚からアドバイスを受けたことが大きかったと本人は語る。

「僕はメスト・エジル、そしてベルント・レノとかなり親しくしていたんだ。悩んでいるとき、彼らはブンデスリーガの良いところをたくさん教えてくれたよ。だからヘルタへ行くことにしたんだ。アーセナルでの時間についても後悔はない。僕はあのクラブで80試合以上に出場した。この2年間はとても素晴らしい期間だったよ」

アーセナルではエジルやレノといったドイツ人選手と良い関係を築いていたというグエンドウジ。ブンデスの素晴らしさを知る人物が身近にいたことも、彼の決断を大きく後押ししたようだ。インドランドではその若さゆえに少しばかりの失敗を経験することとなってしまったグエンドウジだが、はたしてこの21歳はドイツで評価再浮上となるか。背中を押してくれた2人のためにも、ヘルタでその本来の価値を証明したいところだ。

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