マンUは超攻撃的SBをどう活かす 左サイドに組み込まれる新たなピース

今夏マンUに加入したテレス photo/Getty Images

今後は定期的に3バックも併用か

今夏マンチェスター・ユナイテッドに加入したレフティーは、一体どこまでその持ち味を新天地で出し切ることができるか。同クラブがポルトから獲得したブラジル代表DFアレックス・テレスに対する周囲からの期待は大きい。

これまではルーク・ショーやブランドン・ウィリアムズといった選手たちが務めていたマンUの左SBだが、どうにもここに攻撃力が足りないとの指摘は以前からあった。ショーも元々は攻撃力を売りとする選手だったのだが、年齢を重ねるとともに彼はバランスを重視するSBになった印象がある。そんなこともあり、前線の3トップが流動的に動くマンUは攻撃時に幅を取ってくれるSBが一枚欲しい状況だった。そこにやって来た攻撃的SBというのだから、テレスに周囲が期待するのも無理はないだろう。

「テレスは長らくユナイテッドが探していた人材だと思うよ。リヴァプールのトレント(・アレクサンダー・アーノルド)や(アンドリュー・)ロバートソンのように、彼も多くのゴールとアシストを提供できると思う。現代のサイドバックに攻撃力は必須の要素となっている。ウインガーが中央に切り込むことも多くなっているから、彼らは攻め上がって幅を取らなければならない。テレスにはそれができると思うよ」

英『Daily Mail』によると、クラブOBのライアン・ギグス氏もテレスには相当な期待感を抱いているようだ。近代サッカーにおいては、スタイルにもよるが多くの場合においてサイドバックには攻撃力が求められるもの。反対サイドのアーロン・ワン・ビサカが守備的であることを考えても、マンUにとってテレスを獲得した意味は大きかったか。

とはいえ、テレスは攻撃力が魅力的な一方で、守備面に関してはやや不安が残る。加入が喜ばしいことに違いはないものの、オーレ・グンナー・スールシャール監督は起用法を少し考えなければいけないと釘を刺すのはオーウェン ・ハーグリーブス氏だ。

「テレスは優れた選手であり、かなり攻撃的だ。得点をアシストすることもできるし、精力的にサイドを上下動することも苦にしていない。だが、その一方で守備面に関してはそれほど良くないね。おそらく、彼を使うのであればウイングバックとしての方が良いだろう。彼はセットプレイでも素晴らしいボールを蹴ることができるし、ユナイテッドにとって本当に良いサインになったと思うね」

ハーグリーブス氏が勧めるのは、チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦で起用したような3バックシステムにおける左ウイングバック。確かにこの位置ならばテレスの守備負担は少なく、存分に彼の攻撃力を活かすことができるかもしれない。

マンUが手に入れたブラジル産の超攻撃的SB。テレスは起用法が少々難しい選手かもしれないが、使いこなすことさえできれば赤い悪魔にとってこの上なく貴重な存在となることだろう。

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