世界が注目する2003年生まれの新星
リーガ・エスパニョーラと日本サッカーファンの間で久保建英ブームが続いているが、スペインではもう1人楽しみな日本人選手がいる。
以前より久保と並んで有名な存在だった16歳のMF中井卓大だ。レアル・マドリードのアカデミーでプレイを続ける中井は、いずれトップチームでプレイしてほしい期待の新鋭であり、レアルでも確実に成長してきた。
先日英『The Guardin』が発表した「2003年生まれの有望株」特集にも選出されており、レアルのサポーターの間ではすでに有名な存在だ。
スペイン『as』もその中井について、「ピピは素晴らしいプレイビジョンを持っていて、ドリブルで相手を突破するクオリティを備える。そして彼は常にチームのためにハードワークしている」と評価。
16歳ながら19歳以下の選手が出場するUEFAユースリーグのメンバーにも選ばれており、レアル内でも高く評価されていることが分かる。
他に『The Guardian』のリストにはU-17スペイン代表MFブルーノ・イグレシアス、U-17スペイン代表FWイスラエル・サラザールもレアルの下部組織から選出されている。
この世代では、すでにリヨンで出場機会を得ているMFライアン・チェルキ、バルセロナの大型MFイライクス・モリバ、パリ・サンジェルマンのMFシャビ・シモンズ、バイエルンMFジャマール・ムシアラ、レヴァークーゼンMFフロリアン・ヴィルツらが有名だ。
トップチームで出番を得ている者もいるため、中井も2、3年後にはトップのカテゴリーでチャンスがあるかもしれない。久保のようにレンタルで経験を積む手もある。
久保と中井は以前より日本サッカー界の希望の星となっていたが、日本の柱となっていくのか。中井のここまでの成長も期待通りといったところだろう。