アシストよりも決定力に磨きをかけた “D・シルバの後継者”が見せる変化

マンCのフォデン photo/Getty Images

「実際には別のタイプの選手だと思う」

“ダビド・シルバの後継者”として、マンチェスター・シティの未来を担う存在。イングランド代表MFフィル・フォデンに対して、これまでそのような視線を送っていた人は決して少なくないはずだ。D・シルバ本人が自身の後釜として指名し、その指名を受けたフォデンもその自覚を持った発言をしていただけに誰もがその構図を疑ってはいなかった。

しかし、近頃のフォデンはD・シルバとは少し違うタイプのプレイヤーに成長してきているのだろうか。クラブOBのマイカ・リチャーズ氏もそのように感じているようで、同氏はフォデンがD・シルバよりも直接的にゴールに絡む選手になったと主張する。英『Mancehster Evening News』が伝えた。

「彼らは実際には別のタイプの選手だと思うよ。トップレベルであることは間違いないけどね。私は昨シーズンからこのことについて話していたよ。シルバがアシストを得意としていた一方で、フォデンは決定力の方が優れているように感じる。パスよりもシュートを優先しているね。これこそが彼らの最大の違いだ。D・シルバは味方をうまく使ってアシストを得ていたが、フォデンはより直接的な方法でチームに貢献している。実際、ペース的に彼はD・シルバの2,3倍近いシュートを放っているというデータも出ている」

常にゴール前でパスコースを探すD・シルバに対して、最近のフォデンは味方にボールを預けた後に自身が中へ入っていく動きも多い。参考までに両者の昨季成績を比較してみると、D・シルバがリーグ戦27試合で6ゴール10アシスト、フォデンが23試合で5ゴール2アシスト。その傾向は成績にも表れていると言っていいだろう。ウイングで起用される機会が増えたことも関係しているかもしれないが、このフォデンの変化は興味深い。

2020-21シーズンもチームのプレミア開幕戦で早速ゴールを唸っているフォデン。長く“D・シルバの後継者”と言われていた彼だが、選手としての完成形はレジェンドとは少し違うタイプなのだろうか。だが、それはそれでマンCとしては楽しみとなるだろう。弱冠20歳のテクニシャンが決定力に磨きをかけている。

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