攻撃はメンディ以上マルセロ以下 悩めるレアル“第3の左サイドバック”の未来

セビージャで活躍したレギロン photo/Getty Images

誰を残すべきなのか

現在レアル・マドリードの左サイドバックは1番手がフェルランド・メンディ、2番手がマルセロの序列となっている。

昨夏にリヨンから加わったメンディは攻撃力こそマルセロに敵わないが、守備の方はマルセロより安定感がある。確実性を取るならメンディだろう。

ただ、この序列争いを混沌とさせる者がいる。レンタル先のセビージャで見事な活躍を披露したセルヒオ・レギロンだ。
スペイン『MARCA』はレアルにジレンマがあると伝えているが、レギロンをどう扱っていくべきだろうか。

レギロンも縦へのスピードがあり、ヨーロッパリーグでゴールを決めるなど攻撃力の高い選手だ。その推進力はリーガ・エスパニョーラでも十分通用するレベルにある。

しかし、守備の部分ではメンディの方が上か。同メディアによれば、2019-20シーズンのデータではメンディの1対1守備成功率が89%なのに対し、レギロンは61%に留まる。それでもマルセロより守備の安定感はあると言っていいだろう。

攻撃力の方ではメンディを超えるが、好調時のマルセロを超えたとまでは言えない。レギロンの現在地は、マルセロほど攻撃力はないが守備力は上回っている。メンディほど守備力はないが、攻撃力ならメンディを上回る。こんなところだろうか。

長期的にはマルセロの後継者と言える存在だが、レアルに32歳のマルセロを今すぐ手放す考えはあるのか。全てはジネディーヌ・ジダンとクラブの判断次第だが、左サイドバックの人選には頭を悩ませることになりそうだ。

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