後半戦から一気にギアを上げ、最終的には3位でフィニッシュすることに成功したマンチェスター・ユナイテッド。
若手の躍動に加え、大きかったのが今冬にスポルティング・リスボンから加わったMFブルーノ・フェルナンデスの大ヒットだ。
フェルナンデスがチャンスメイカーとして中盤に君臨し、ポール・ポグバらとの連携からチャンスメイクを連発。PKキッカーも担当し、マンUの攻撃面を一気にグレードアップしてみせた。
もちろん来季もフェルナンデスは重要な戦力となるだろうが、指揮官オーレ・グンナー・スールシャールには1つリクエストがあるという。
英『The Sun』によると、それは走る量をもう少し抑えて欲しいというもの。疲労や怪我を避けるべく、ややペースダウンしてほしいところもあるのだそうだ。
ただ、フェルナンデスは止まれない。ゲームに入るとテンションが最高潮に達するのか、その部分をコントロールすることは出来ないようだ。
「スールシャールには何度も多く走りすぎていると言われたよ。他の選手を走らせる必要があるとね。そうじゃないと僕が疲労して、ボールを受けた時にはフレッシュでいられなくなると。だけどそれは僕の本能であり、ゲームの一部だ。コントロールすることは出来ない。僕は走るのが好きだし、常にチームを助けたいんだ。最も重要なのはチームを助けることであり、チームが助かったのであればOKなんだ」
このチームファーストの姿勢こそ、フェルナンデスが早い段階からマンUにフィットした理由の1つなのだろう。自らの結果のみを重視する選手では、フェルナンデスと同じ活躍は出来なかったかもしれない。
来季もフェルナンデスはチームのために走るだろう。フェルナンデスとフルシーズンを戦う来季のマンUが楽しみだ。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!
電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号は、欧州4大リーグのシーズンレビュー。コロナ禍の混乱があったものの、新たな若手が躍動したり、新指揮官が辣腕を振るったりと見所満載だったシーズンを、業界屈指のライター陣が振り返ります!
こちらから無料でお読みいただけます。
http://www.magazinegate.com/theworld/