イブラの契約延長合意は「フェイクニュース」 剛腕代理人の策略か

今夏の去就に注目が集まっているイブラヒモビッチ photo/Getty Images

より良い契約を勝ち取るために

はたして、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは2020-21シーズンもACミランでプレイすることとなるのか。

二桁順位に低迷する古巣のピンチに立ち上がり、今年1月に7年半ぶりにACミランへ復帰を果たした現在38歳のイブラヒモビッチ。シーズン途中での加入ながらリーグ戦18試合に出場して10ゴール5アシストを記録するなど、この衰え知らずの怪物はチームの救世主となり、最終的にヨーロッパリーグ出場圏内となる6位へ導いて見せた。

こういった活躍もあり、注目が集まっているのがイブラヒモビッチの今夏の去就だ。数字として結果を残しただけでなく、才能あふれる若手たちの良いお手本にもなっている同選手だが、ミランとの契約は2019-20シーズンいっぱいまでとなっている。
そんな中、複数の伊メディアが今月26日、ミランとイブラヒモビッチ側の話し合いがようやくまとまり、契約を延長することで合意に至ったと報道。近日中にも正式に契約書へサインすると報じたのだ。2019-20シーズンの同選手の活躍を見た多くのミランファンが、英雄の残留報道に安堵したことだろう。

しかし、そんなミランファンの喜びも束の間、イブラヒモビッチの代理人であるミーノ・ライオラ氏が自身のTwitterへ「イブラヒモビッチはACミランとの契約を更新しなかった。フェイクニュース」と投稿したのだ。ただ、「正式なサイン」は行っていないことをライオラ氏は強調しただけであって、条件面ではすでに双方納得した形になっていると取るあげるいくつかの伊メディアも。伊『calciomercato』は、剛腕代理人としても知られるライオラ氏の「より良い契約を勝ち取るための戦略」なのではないかとの見解を示している。

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