モドリッチにも負けぬ“ドリブル力” チェルシーMVPは運べるテクニシャン

チェルシーのコバチッチ photo/Getty Images

1得点でも認められる貢献度

昨季計51試合に出場し、1得点も奪えずに批判を受けたMFがいる。

レアル・マドリードからチェルシーに加わったMFマテオ・コバチッチだ。

元より得点を量産するMFではなかったが、さすがに無得点はまずかったか。昨季のコバチッチはそこまで高い評価を得ることができなかったのだ。
今季も47試合に出場して得点数は僅か1点と、大きな差はない。しかし、チェルシーのサポーターの反応は大きく異なる。

クラブ公式によれば、サポーターが選ぶ今季のMVPにはコバチッチが選出されている。

正確なパス、ゲームを読む力、そして何より高いテクニックで中盤から前線へボールを運ぶ能力が評価されたのだろう。

このボールを運ぶ点においては、クロアチア代表の先輩であるルカ・モドリッチに通ずるものがある。

モドリッチも小柄な選手だが、相手のタイミングを上手く外しながらボールを前へ運ぶことができる。

コバチッチもそうしたプレイを得意にしており、相手に囲まれてもボールを失うケースが少ない。それも指揮官フランク・ランパードに信頼されている理由だろう。

今夏にはFWティモ・ヴェルナー、ハキム・ツィエクがチームに加わり、来季のチェルシーはプレミアでもトップクラスの攻撃陣を擁することになる。

そこへボールを届けるのはコバチッチら中盤の選手の仕事だ。来季もコバチッチのボールを運ぶ能力は重要な要素となるはずで、来季はさらなる活躍に期待したい。

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