最もそのポテンシャルの高さが見て取れたのは、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦・1stレグのトッテナム戦か。主力の多数離脱によって、この試合にCBとしてスタメン出場したアンパドゥ。経験不足を懸念する声もあったが、そんな心配をよそに彼は出色のパフォーマンスでチームの完封勝利に貢献。攻撃面でも際立った活躍を見せ、ボールタッチ数(109回)、パス成功数(93本)、パス成功率(95%)、インターセプト数(5回)でチームトップの数字を記録した。この日のアンパドゥは間違いなく欧州最高の舞台にふさわしい選手だったと言っていい。
守備的中盤としてもプレイ可能で、まさにライスと似た役割を担うことが可能なアンパドゥ。一貫性こそライスの方が上かもしれないが、一瞬の輝きではこの19歳も負けてはいないだろう。7000万ポンドもの大金を投じるくらいなら、アンパドゥの成長に期待した方が賢明。『football.london』はそのように考えているようだ。
たしかに、コストパフォーマンスを考えればチェルシーはアンパドゥの成長にかけてみるべきか。現時点でフラムへのレンタルも噂されている19歳の新星だが、ブルーズは来季彼をチームに残してみるのも一つの選択肢として考えるべきかもしれない。
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