ライスに固執しなくても彼がいる チェルシーが見るべき“19歳”の才能

今季はライプツィヒに貸し出されていたアンパドゥ photo/Getty Images

一瞬の輝きではライスにも負けていない

今夏移籍市場で積極補強に動いているチェルシーだが、彼らは一体どこまで多くの実力者を確保しにかかるのだろうか。すでにFWティモ・ヴェルナーやMFハキム・ツィエクを獲得しているのだが、まだそれでも加入の噂が浮上している選手は多い。

その中の一人がウェストハムに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスだ。今季ディフェンス面に不安要素が残ったチェルシーにとって、この守備的MFは是が非でも獲得したい逸材と言えるだろう。2019-20シーズンは元本職であるセンターバックにも再挑戦し、一定のパフォーマンスを披露した21歳。移籍金は推定7000万ポンド(約93億2000万円)にものぼるとされるが、ユーティリティ性にも優れた若き守備職人はそれだけの価値がある選手と言えよう。

しかし、そこまで高い買い物をしなくても、チェルシーにはすでに似たような役割を任せることができるティーンエイジャーがいる。そう主張するのは英『football.london』で、彼らが期待をかけるのは今季RBライプツィヒにレンタル移籍していた19歳DFイーサン・アンパドゥだ。

武者修行先のライプツィヒでは、今季わずか公式戦7試合の出場にとどまったアンパドゥ。ライスとは比べるまでもない。ここまでの情報ならば、そう思う人も多いだろう。しかし、同メディアはそれだけでアンパドゥを評価すべきではないと訴える。プレイタイムこそ少なかったが、この若者は随所で大きな才能の片鱗を見せつけているのだ。

アンパドゥはCLトッテナム戦でチームの完封勝利に貢献した photo/Getty Images

最もそのポテンシャルの高さが見て取れたのは、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦・1stレグのトッテナム戦か。主力の多数離脱によって、この試合にCBとしてスタメン出場したアンパドゥ。経験不足を懸念する声もあったが、そんな心配をよそに彼は出色のパフォーマンスでチームの完封勝利に貢献。攻撃面でも際立った活躍を見せ、ボールタッチ数(109回)、パス成功数(93本)、パス成功率(95%)、インターセプト数(5回)でチームトップの数字を記録した。この日のアンパドゥは間違いなく欧州最高の舞台にふさわしい選手だったと言っていい。

守備的中盤としてもプレイ可能で、まさにライスと似た役割を担うことが可能なアンパドゥ。一貫性こそライスの方が上かもしれないが、一瞬の輝きではこの19歳も負けてはいないだろう。7000万ポンドもの大金を投じるくらいなら、アンパドゥの成長に期待した方が賢明。『football.london』はそのように考えているようだ。

たしかに、コストパフォーマンスを考えればチェルシーはアンパドゥの成長にかけてみるべきか。現時点でフラムへのレンタルも噂されている19歳の新星だが、ブルーズは来季彼をチームに残してみるのも一つの選択肢として考えるべきかもしれない。

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