謝罪はすれどハードな当たりは止まらない マンUにいたレジェンドDFの恐怖

かつてマンUの守備陣を支えたビディッチ photo/Getty Images

「最も困難な相手だったのは間違いない」

かつてマンチェスター・ユナイテッドで鉄壁を誇ったネマニャ・ビディッチとリオ・ファーディナンドのセンターバックコンビ。赤い悪魔を通算5度のリーグ制覇、そして2007-08シーズンにチャンピオンズリーグ優勝へと導いていた名ユニットだけに、覚えている人も多いだろう。今でもプレミアリーグ最高のCBコンビは誰かと聞かれれば、彼らの名前を挙げる人は多いはずだ。

なかでもインパクトのあるプレイスタイルだったのがビディッチだ。頭脳的で落ち着いたスタイルのファーディナンドが横にいる一方で、このセルビア人DFは実にアグッレシブな守備を披露。強靭なフィジカルと出足の早いディフェンスで相手アタッカーを粉砕し、とにかくその“激しさ”が目立つCBだった。

そんなビディッチを「現役時代に対戦した中で最もタフだった相手」と名指しして、その恐ろしさを語る人物がいる。それはかつてトッテナムなどで活躍した元イングランド代表FWダレン・ベント氏だ。同氏は英『talkSPORT』に対して、マンUのレジェンドDFがいかに相手アタッカーを苦しめていたかを次のように回想する。

「最もタフだった相手は間違いなくビディッチだよ。彼は本当に恐ろしく、屈強な男だった。本当にソリッドな選手だったよ。彼のスパイクには約2インチのスタッドがついていてね。マッチアップすると、アキレス腱やふくらはぎの真後ろにそれが刺さるんだ。加えて彼はその激しさから、いつも膝で私の背中を蹴ってきた。ふくらはぎも蹴られたね。ところが、面白いことにそのたび彼は『ああ、ごめんよベント。本当にすまない』って謝ってくるんだ。4回も私を蹴った後にね」

「でも、彼は本当に良い選手だった。ファーディナンドとは実に素晴らしいパートナーシップを築いていたよ。恐ろしくアグレッシブな選手だった。私が対戦した中で最も困難な相手だったのは間違いない」

躊躇なく自身を削りにくるセルビア人DFに、現役時代のベント氏は相当手を焼いていたようだ。謝罪こそすれど、試合を通してその激しさは変わらないハードディフェンス。FWとしてはたまったものではないだろう。

相手FWにもうマッチアップしたくないと思わせるほどの守備者だったビディッチ。現役引退から4年半の時間が経過した今、彼のプレイをもう一度見返してみるのもおもしろいかもしれない。

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