マンCを救える超攻撃的な男 23歳が“左SB問題”解決のキーマンとなる

今季前半戦はマンCでもある程度の出場機会を得ていたアンヘリーニョ photo/Getty Images

ライプツィヒで躍動中

マンチェスター・シティにとって、今夏センターバックの次に補強が必要かもしれないポジションがチャンピオンズリーグの敗退によって浮き彫りとなった。それは左サイドバックだ。これまではオレクサンドル・ジンチェンコやバンジャマン・メンディでやりくりしてきた同ポジションだが、シーズンの最終局面で指揮官はここのスタメン選びに悩まされた。

苦渋の決断で最後の2試合でジョアン・カンセロを起用したことからも、ここがマンCの泣きどころとなっていたことは見て取れる。現時点では明確なファーストチョイスは不在と言っていいだろう。リーグ戦再開後にめっきり出場機会が減ったジンチェンコ、度重なる負傷で1シーズン通してプレイできるか不安が残るメンディ、そして本職ではないカンセロ。選択肢こそあるものの、来季に向けては不安が残るメンバーだ。できればシーズン通してレギュラーを任せることができる存在を、マンCは今夏のうちに確保しておきたい。

しかし、資金面から言っても今から左SBに大物を連れてくることは難しいか。いくらバックに莫大な資金力を誇るカタール資本がついているとはいえ、マンCはすでにボーンマスからDFネイサン・アケ、バレンシアからFWフェラン・トーレスといった選手を補強している。現地メディアによると、2人の移籍金合計額は7200万ポンド(約100億円、出来高込み)。このほかストライカーも補強したい事情があるだけに、そこまでお金はかけられないはずだ。

シーズン後半戦はライプツィヒにレンタルされている photo/Getty Images

そんな中、マンCが抱えるこの“左SB問題”において救世主になるかもしれない存在がいる。英『Manchester Evening News』が期待をかけるのは、今季後半戦からRBライプツィヒへレンタルに出されているDFアンヘリーニョだ。

マンC下部組織出身で一時はPSVへ完全移籍で手放すも、2018-19シーズンの活躍からシチズンズに1年で買い戻しを決断させた23歳。今季レンタル先のライプツィヒでも躍動しており、持ち味の圧倒的な攻撃力を活かして18試合出場1ゴール5アシスト。チームのチャンピオンズリーグ・ベスト4進出に多大な貢献を果たしている。

同メディアはこのアンヘリーニョこそがマンCの“左SB問題”を解決するキーマンになると見ている。たしかに、ブンデスできちんと結果を出しており、これまでも目立った負傷歴がない彼はグアルディオラカントにとってもある程度計算が立つ選手と言えるか。来季マンCの問題点を改善するかもしれない23歳。チェックしておいて損はないだろう。

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