最も過小評価されている“魔術師” EL知り尽くすキックマスターは侮れない

セビージャのバネガ photo/Getty Images

注目はマンUとインテルだけではない

今季のヨーロッパリーグで優勝候補に挙げられているのはインテルとマンチェスター・ユナイテッドだ。

両チームともタレント力はチャンピオンズリーグ決勝トーナメントを戦えるレベルにあり、ヨーロッパリーグでも安定した戦いでベスト4まで駒を進めてきている。

しかし、見逃してはならない第3のチームがいる。ウナイ・エメリ時代からヨーロッパリーグのスペシャリスト的存在と有名になったセビージャである。
セビージャはベスト16でローマ、ベスト8でウォルバーハンプトンを確実に撃破。ベスト4ではマンUと対戦する予定となっており、セビージャがファイナルへ進出する可能性も十分に考えられる。

中でも絶賛されているのが、セビージャの攻撃をコントロールする魔術師の存在だ。ローマ戦、ウルブズ戦の両方でアシストを記録したMFエベル・バネガである。

76%と圧倒的なボール支配率を記録したウルブズ戦でも、バネガは139回もボールに触れている。パス成功率は88%に達し、成功した縦パス数は63本、ロングボールも15本成功させるなどピッチを完全に支配していた。

32歳のバネガは2014-15、2015-16シーズンとヨーロッパリーグ連覇を経験しており、大会の経験値も十分。大会を知り尽くすマスター的存在と言っても大袈裟ではないだろう。

英『Sportbible』がSNS上でのサッカーファンの反応をまとめているが、ウルブズ戦のパフォーマンスに関しては世界のサッカーファンも脱帽している。

「彼はマスターのようにフットボールをプレイする。15本もロングパスを成功させるとは、とんでもない選手だ」

「史上最も過小評価されているアルゼンチンの魔術師だ」

アルゼンチンではどうしてもリオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロらの方にスポットが当たってきたが、バネガも同国が生んだテクニシャンの1人だ。その技術はワールドクラスと言えるだろう。

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