[MIXゾーン]鮮烈2ゴールデビューの“17歳”唐山翔自 湘南戦で見えた特長とは

昨年ガンバ大阪の一員として2種登録された唐山。今月12日のルヴァン杯でトップチームデビューを果たした photo/Getty Images

攻守両面で高水準のプレイ

2020JリーグYBCルヴァンカップのグループステージ第3節が8月12日に行われ、グループDのガンバ大阪が湘南ベルマーレに2-1で勝利した。

この試合で圧巻のパフォーマンスを披露したのは、ガンバ大阪のFW唐山翔自。前半12分にガンバがフリーキックのチャンスを得ると、MF山本悠樹が放ったクロスに反応し、先制ゴールを記録。さらに1-1の同点で迎えた前半39分にはFW高木大輔のクロスが相手選手に当たって軌道が変わるも、このボールに慌てずダイレクトシュートを放ち、決勝ゴールを挙げた。

ガンバ大阪を率いる宮本恒靖監督は試合後に行われたオンライン会見で、2得点を挙げた唐山を称賛。同選手に向けて出した試合前の指示についても明かしてくれた。

「点を取るのはFWの最大の仕事というところで、相手にとって危険な存在であり続けたと思います。やはり点が取れるところに入ってくるなというふうに見て思いましたし、1点は取るなと思っていたんですけど、2点は想定外でした。チームのタスクとしてある守備に関しても、(唐山が)前線からしっかり90分間途切れることなくやっていたと思いますし、(前線で)ボールを収めるとか(相手選手との)コンタクトで負けないというところも、徐々に良くなっていたと思います」

「裏に抜ける動き(をするべき時)と、相手がプレスを掛けてくる中で前でボールを収めなければいけないところがあるから、そこをバランスよくやれということ(を試合前に指示しました)。ただ、やっぱりディフェンスラインのギャップへの走り込みが特長というか、得意としてあるから、それはしっかりと狙うようにと。コンタクト(の強度)はJ3とまた違ったものがあるので、そこに早く慣れるようにとも。そんな話をしました」

昨年、高校2年生にしてガンバ大阪の一員として2種登録され、同年9月の福島ユナイテッドFC戦でJリーグ史上最年少となるハットトリックを達成した唐山の最大の特長は、相手最終ラインの背後を狙う動きが多いこと。ベルマーレ戦でも惜しくもオフサイドとなった前半4分すぎと7分すぎのプレイを皮切りに、相手の3バックの背後へ幾度となくランニング。ベルマーレに攻め込まれる時間が長かったなか、唐山が献身的なフリーランニングでガンバの攻撃にアクセントを加えていた。

また、唐山は守備面でも気の利いたプレイを披露。ベルマーレのセンターバックがボールを持った際には同選手がいち早く中盤へのパスコースを遮断していたほか、自陣のサイドのスペースを埋めるべく適宜プレスバックを行うなど、味方MFやDFの守備を助けるシーンが随所に見られた。トップチームでのデビュー戦で高いポテンシャルを見せつけたこの17歳のストライカーが、J1リーグの舞台で躍動する日もそう遠くはないのかもしれない。


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