今季出場はわずか20試合 居場所失うレフティーに“レアル退団”のススメ

今季もレアルで思うように出場機会を伸ばせなかったベイル photo/Getty Images

「レアルとの関係を断ち切るべき」

レアル・マドリードの2019-20シーズンが終了した。同クラブは現地時間7日、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグでマンチェスター・シティと対戦。1-2で先勝を許していた1stレグに続いてまたも1-2で敗戦し、2戦合計2-4でトーナメントから姿を消すこととなった。リーガ・エスパニョーラ制覇こそ達成したシーズンだったが、最後は悔しい結果に終わっている。

そんな2019-20シーズンのラストゲームでベンチにも入らず、淡々と今季の戦いを終えた選手がいる。ウェールズ代表FWガレス・ベイルだ。ジネディーヌ・ジダン監督の下で出場機会を伸ばせず、今季は公式戦の出場がわずか20試合にとどまった同選手。もはや指揮官の信頼は完全に失ったと言っていいか。昨夏は周囲の予想に反して残留となったが、さすがに今夏の退団は避けられないとの見方は強い。

しかし、この状況はベイルにとって試合に出れない現状を打破するチャンスだと、かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したリオ・ファーディナンド氏は主張する。どうやら、同氏はこれまでベイルが出場機会を掴めていなかったことにかなりイライラを募らせていたようだ。ウェールズ代表FWは今夏限りできっぱりレアルとの関係を断つべきとファーディナンド氏は『BT Sport』へ次のように語る。
「実績という観点から見れば、彼はこれまでに驚異的な数のトロフィーを獲得してきた。彼のことはレアルにおいて最も成功を収めた選手の一人としてカウントすることも可能だろう。しかし、現時点でこの世代を代表するタレントは周囲によって否定され続けている。私は彼が再びピッチでプレイする姿を見たいと思っているよ。彼が最終局面で何ができるかを目の当たりにしてきただけにね」

「重要な瞬間にベイルは素晴らしいゴールを決めてきた。彼のプレイを見ることができない現状に、私はイライラしているよ。今こそ、本当にベイルはレアルとの関係を断ち切るべきだと思う。それか、ローンで別のクラブへ行くかだ。再びピッチでサッカーをするため、彼はどこかのクラブと契約を交わす必要がある」

能力がある選手だけに、ベイルがベンチで燻る姿はもう見たくないとファーディナンド氏。同氏の他にも同じ気持ちのサッカーファンは多いだろう。近頃は「本業そっちのけで趣味のゴルフに没頭している」なんて批判も浴びていたベイルだが、来季は心機一転サッカーで注目を集めることができるか。悩める怪物レフティーの去就に注目が集まる。

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