昇格組の実力者を侮るなかれ 来季プレミアでブレイクするかもしれない“4名”

“2部最強のMF”との呼び声も高いリーズのフィリップス photo/Getty Images

今季のイングランド・プレミアリーグで印象に残った選手を人々に問えば、最も票を集めるの誰になるか。マンチェスター・シティのMFケビン・デ・ブライネ、リヴァプールのMFジョーダン・ヘンダーソン、マンチェスター・ユナイテッドのMFブルーノ・フェルナンデス、レスター・シティのFWジェイミー・バーディ……。やはり、有名どころと言えるチームの選手に人気は集中することだろう。

しかし、その対極とも言える立場にありながらも奮闘し、ファンの注目を集めた存在を忘れてはいけない。昇格組で躍動した選手たちだ。アストン・ヴィラのMFジャック・グリーリッシュやシェフィールド ・ユナイテッドのGKディーン・ヘンダーソンはその最たる例と言えるだろう。彼らは上位陣と比べて、決して戦力が整っているとは言えない中堅クラブの所属だが、見事プレミアでも屈指の実力者として評価されることに成功している。

そんな昇格組の中で頭角を現すスターは来季も出現するか。英『sportskeeda』は2020-21シーズンにプレミアへと昇格してくるリーズ・ユナイテッド、ウェストブロム、そしてフラムの中から、そんな存在となれるかもしれない“4名”をリストアップ。少しマニアックな選手たちだが、いずれもブレイクの可能性を秘めた実力者だと紹介している。

・カルバン・フィリップス(MF/リーズ・ユナイテッド/24歳)


1人目は知将マルセロ・ビエルサに率いられ、曲者揃いのチャンピオンシップを制したリーズのフィリップスだ。守備的MFの選手で、リーズが今季リーグ最小失点を記録できたのは彼の働きによるところが大きいと同メディアは分析している。ボールテクニックにも優れ、一部からは“2部最強のMF”なんて声も。活躍は約束されていると言っても過言ではないほどのブレイク大本命か。

フラムのミトロビッチ photo/Getty Images

・マテウス・ペレイラ(FW/ウェストブロム/24歳)


2人目はウェストブロムのペレイラだ。今季スポルティングCPからレンタルで加入していた同選手だが、来季は完全移籍に移行することが濃厚。2019-20シーズンに8ゴール20アシストという驚異の数字を残した男は、来季デ・ブライネを追う存在となれるか。右サイド、そして中央から仕掛けるチャンスメイカーのプレイには注目だ。


・アレクサンダル・ミトロビッチ(FW/フラム/25歳)


お次は昇格プレイオフを勝ち抜いたフラムのミトロビッチ。今季26ゴールを挙げ、チャンピオンシップ得点王に輝いた男をリストアップしないわけにはいかない。プレミアでの実績があることも注目される所以だ。2018-19シーズンに2部への降格を味わったフラムだが、その中でもミトロビッチは11ゴールを挙げ一人気を吐いた。プレミアでも通用することは証明済みであり、来季はさらに上のレベルへと足を踏み入れたい。

・パブロ・エルナンデス(MF/リーズ・ユナイテッド/35歳)


ブレイク候補と呼ぶには、少しベテランすぎるかもしれない。しかし、この35歳もこのリストへ加えるに相応しい実力者の一人であることは間違いない。ピークを過ぎた選手と侮ることなかれ。エルナンデスはリーズ攻撃陣を牽引する司令塔として今季9ゴール9アシストという好成績をマークしている。利き足こそ違えど、同メディアは「イメージとして当てはまるのはシティのダビド・シルバ」とこのベテランを評価する。

『sportskeeda』が厳選した“4名”のブレイク候補。はたして、この中に来季プレミアで名を揚げることとなる選手はいるのだろうか。そのプレイは必見だ。

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