アーセナルで活躍するはずだったのに…… 2014W杯で輝いたレフティーの今

アーセナル時代のキャンベル photo/Getty Images

W杯での活躍は見事だった

選手の中には、代表チームとクラブチームで全く違う姿を見せる者がいる。

例えばコスタリカ代表FWジョエル・キャンベルもそうだ。コスタリカといえば2014ブラジルワールドカップにてウルグアイ代表、イタリア代表をグループステージで撃破するミラクルを起こし、死のD組を首位通過した時のことが印象的だ。

キャンベルはそのチームの主力であり、ウルグアイ戦では貴重な同点弾を記録。その左足は魅力的で、アーセナルでも同様の活躍をしてくれると期待していたサポーターもいただろう。
ところが、今やキャンベルはすっかり行方不明だ。英『90min』が現在27歳のキャンベルがどこにいるか取り上げているが、キャンベルはアーセナルで結果を残せないまま世界各地を転々とするキャリアを送っている。

ワールドカップが終わった直後の2014-15からはアーセナルで定期的な出番を得ていたのだが、明確なスタメンにはなれないままレンタル移籍の旅がスタート。

ビジャレアル、スポルティング・リスボン、レアル・ベティス、そして2018年にはイタリアのフロジノーネに完全移籍し、今はメキシコのクラブ・レオンにレンタル移籍中だ。そのレオンでも今季23試合に出場して僅か1得点と波に乗れていない。

2014ワールドカップで活躍した時はまだ21歳だったため、2011年の時点でキャンベルと契約を結んでいたアーセナルには嫉妬の視線もあった。しかし、代表とクラブは別物だ。キャンベルはコスタリカ代表のようにアーセナルで主役となることはできなかった。

今月26日には28歳の誕生日を迎え、選手としてはピークに近い年齢となる。ビッグクラブで活躍できるだけの素質は備えていたはずだが、イメージとは違うキャリアになったか。

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