ついにアグエロの牙城を崩す時だ スーパーな“2番手”が狙うエースの座

アグエロからエースの座を奪い取りたいジェズス photo/Getty Images

リーグ戦再開後が勝負か

ついにブラジル産の若きストライカーが覚醒するか。マンチェスター・シティに所属するブラジル代表FWガブリウ・ジェズスにビッグチャンスが到来する。

2017-18シーズンのブレイク以来、セルヒオ・アグエロの次を担うエース候補として期待されていたジェズス。だが、同選手は偉大すぎる先輩相手になかなか定位置を奪うことができていなかった。実力はあるが、競争相手が悪すぎる。そんなイメージのまま今季までを過ごしてきた。

しかし、そんなジェズスがジョゼップ・グアルディオラ監督に猛アピールをする機会がやってきたと、英『Manchester Evening News』は伝えている。それも、リーグ戦が再開されればスケジュールが過密日程となるためだ。アグエロはいまだ絶対的な存在でこそあるものの、6月2日に誕生日を迎えれば33歳となる。それだけに、週2試合をシーズン終了までこなすのは難しいはず。そこでグアルディオラ監督がジェズスにより出場機会を与えるはずと、同メディアは睨んでいるわけだ。
さらにジェズスがアグエロの代役として出場して際に、マンCの攻撃力はそれほど落ちないはずとも『Manchester Evening News』は主張する。今季得点数でこそ先輩FWに少し水をあけられている(アグエロ:16得点、ジェズス:10得点)ものの、今季のジェズスは枠内シュート率で54.24%もの好スタッツを記録しているのだ。これは2019-20シーズンにプレミアでプレイするFWの中でも、レスター・シティのジェイミー・バーディ(61.82%)に次ぐ2位の数字。出場時間が短いだけで、ジェズスは確かな結果を残している。

もちろん、データだけで選手を能力を測るのはナンセンス。アグエロにはチームの大黒柱として味方を引っ張る役目も務めることができる。しかし、ジェズスも優れたポテンシャルの持ち主であるということに違いはない。ブラジル代表FWが“優秀な控え”からついに“エース”となる。その時は、着実に近づいているのかもしれない。

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