リヴァプールが伸ばすべき“中盤の才能” 18歳がNEXTファビーニョの最右翼だ

ブレイクに期待がかかるクラークソン photo/Getty Images

ジェラードから“6番の教え”受けたエリートMF

リヴァプールの中盤に欠かせない人物。現時点でその最右翼は主将を務めるジョーダン・ヘンダーソンだろう。熱き魂を持った闘将は見方を鼓舞するモチベーターとして機能するだけでなく、今季はそのプレイでもプレミアリーグで首位を独走するチームを引っ張っている。最近では2019-20シーズンのPFA年間最優秀選手に彼を押す声も根強いものとなってきている。

だが、中盤の底でフィルター役を務めるファビーニョも今のリバプールにとっては重要な存在だ。今季は途中負傷離脱する時期もあったが、シーズン前半戦は「現プレミア最高の守備的MF」なんて評価も受けていたほどだ。強靭なフィジカルを武器にボールを回収する能力はピカイチ。彼もまた、ユルゲン・クロップ監督のサッカーに欠かせないプレイヤーであると言える。

とはいえ、前述したようにファビーニョがシーズン中に負傷で戦線を離脱する場合もある。今季はヘンダーソンの奮闘によってなんとかその穴を塞いだが、かなりギリギリの戦いを強いられた。できることならヘンダーソンはそのままの位置で起用し、ファビーニョの代役は誰か他の選手に任せたいところだ。
リヴァプールが探すファビーニョの完璧な代役。英『Liverpool Echo』は、下部組織出身の若手にその役割を任せることができるはずと主張する。その若手とは18歳のレイトン・クラークソンだ。16歳の頃に当時コーチを務めていたスティーブン・ジェラード氏から、MFとしてのイロハを叩き込まれたティーンエイジャー。その実力はアシスタントコーチを務めるペップ・リンダース氏も認めるところで、同氏はこの18歳を「我々が本当に求めていたNo.6の選手だ」と絶賛している。

来季ファビーニョの代役となるだけでなく、将来はブラジル人MFの後継者として活躍が期待されるクラークソン。名門クラブでレギュラーを掴む道のりは険しいが、この若者のポテンシャルは周囲にそんな期待を抱かせてしまうほどだ。18歳のヤングタレントが開花する日が待ち遠しい。

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