あと1年はドルトムントでプレイすべき? ワンダーキッドの去就はどうなるか

次の移籍市場でプレミア行きの可能性が報じられているサンチョ photo/Getty Images

プレミア行きの可能性が報じられる中で

今夏の動向に注目の集まる20歳のワンダーキッドは、はたして来季どこでプレイしているのだろうか。ドルトムントに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョには今夏移籍の噂が絶えない。

現在有力な候補とされているのは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーだ。今夏移籍市場でドルトムントが放出容認の構えを見せれば、争奪戦が勃発するのはほぼ確実と見ていいだろう。

しかし、かつてマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍したディミタール・ベルバトフ氏は、サンチョがまだドルトムントに留まるべきだと主張する。『BetFair』に対して、同氏はこの若手アタッカーについて次のように語った。
「サンチョはアンビリーバブルな選手だ。彼は今季14ゴール15アシストを記録している。これは信じられないことだよ。この成績はどれほど彼のスピードやゴールへの嗅覚、パスコースを探すビジョンが優れているかを物語っている。それに利己的じゃない。15アシストという数字を見ても、チャンスの場面で自分よりも良いポジションの選手にボールを渡していることは見て取れるね」

「ただ、今が彼にとってユナイテッドへ行くべき時期なのかはわからない。前にも言ったけど、彼らの前線にはアンソニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォード、ダニエル・ジェイムズといった選手がいるんだ。少し疑問が残るよ。私としては勝手を知っているチームでプレイすることを選択すべきだと思う。成長を止めてしまう可能性があるから移籍しない方が良いんじゃないかな。あと1年はドルトムントでプレイすべきだと思うよ」

まだ若いだけにサンチョはもっと成長できるはず。ステップアップはドルトムントでさらなる完成を見た後でも遅くないとベルバトフ氏は考えているようだ。

はたして、次の移籍市場でサンチョはどのような決断を下すこととなるのだろうか。ドルトムントで覚醒したヤングスターの去就に注目が集まる。

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