元ブラジル代表の元祖怪物FWロナウドといえば、やはりバルセロナ、インテル、レアル・マドリードでの活躍が印象深い。インテルに在籍していた1997年にはバロンドールを受賞するなど、ロナウドは止めるのが不可能なストライカーとなったのだ。
しかし、伝説の始まりはそのもう少し前だ。在籍していた期間はわずか2年だったが、ロナウドは1994年からオランダのPSVでプレイしていた。ロナウドにとっては欧州初挑戦の地だったわけだが、この時点ですでにエールディヴィジのDFに止められるレベルではなかった。
英『GIVE ME SPORT』が改めて当時のロナウドを振り返っているが、PSVでは57試合で54ゴールを記録。10代のプレイヤーとは思えぬ圧巻のパフォーマンスを連発し、同メディアも相手選手をアマチュアのように見せたと絶賛する。
ブラジルから欧州初挑戦の地にPSVを選び、そこで活躍してスペインの名門バルセロナへ移籍という流れは、元ブラジル代表FWロマーリオと全く同じものだ。ロナウドがレジェンドのロマーリオと同じ道を辿ったのは正解と言えるはずで、エールディヴィジは欧州初挑戦の地にうってつけの場所だったのかもしれない。
同メディアはもうロナウドのようなストライカーを見ることはないだろうと締め括っているが、確かにブラジルから出てきた10代プレイヤーがエールディヴィジで無双する展開はなかなか見られるものではない。10代の時点で怪物・ロナウドは完成へ近づいていたのだろう。
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