フロンターレサポーターのみなさんはもちろん、サッカーが大好きなすべてのみなさんが「早くサッカーを見たい」という気持ちで毎日を過ごしていると思います。ボクもまた等々力競技場でJリーグを取材したいです。フロンターレのクラブハウスにも行ってみたいと思っています。サッカーを離れた選手たちがどんな感じなのか、お伝えしたくてウズウズしています。でも、いまはガマンですよ─。
今回は中学(町田JFC)、高校(麻布大淵野辺高)と一緒にサッカーをやってきた小林悠選手との思い出をお話ししたいと思います! 一番の思い出は、中学生のときに遠征があると小林家に泊まっていたことです。ボクの家は遠かったので、始発に乗っても集合場所だった町田市役所に決められた時間までにたどり着けなかったんです。
悠のお母さんのご飯を食べて、悠の部屋に泊まる。夜、なぜかくだらない話で盛り上がる。これが楽しかったですね。机の引き出しの下に秘密の本が隠されていたのは、ここだけの話です。絶対に秘密ですよ─。
そうそう、中学生のときに、ある試合で悠がドクターバッグの持ち運び担当になったことがあったんです。実際にケガ人が出たのでバッグを抱えて走りはじめたのですが、慌てていたんでしょうね。花壇につまずき、転んでしまった。その後、持っていたドクターバッグで悠自身が治療されるという事態に……。
高校では毎日のようにゴマプリンを食べていて、高い頻度でゴマを顔につけていました。「こんなところにゴマついてるよ」「ホクロだよ!」というやり取りがたびたびありました。みなさん、もうお気づきですね。悠は当時からぽんこつだったんです(笑)。
一方、そのころのボクはギャル男のバイブル『Men's egg』を毎月買って自分に磨きをかけていました。1年分、12冊を机に入れていて、仲間とよくまわし読みしていました。以下、悠との会話です。「ちょっと貸して」「いいよ、何月号?」「8月号」。悠もギャル男のバイブルを読んでいたんですよ。ボクのギャル男プリクラもよく見せていました。こうした活動が、ファン感で大好評(?)の女装につながっているのかもしれません。
ただ、悠は勉強ができたし、人見知りもしなかった。ボクとは大違いです。女性の先生とも仲が良くて、積極的に質問もしていました。人とコミュニケーションを取るのがうまくて、誰とでもフランクに、ホントに気さくに話せる。ゴール前に飛び込むのと同じように、人の懐に飛び込むのがうまい! だからこそ、多くの人に愛されるんでしょうね。
※電子マガジンtheWORLD244号、4月15日配信の記事より転載
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