かつて“天才”と称されアーセナルで活躍した男が、チームにいたもう一人の“天才”について語っている。振り返るのは現在ウェストハムに所属するMFジャック・ウィルシャーだ。
ウィルシャーが懐かしむのは、かつて中盤で共闘したセスク・ファブレガス(現ASモナコ)。彼もまた、アーセナルにおける“天才”だったことは間違いない。長短織り交ぜた高精度なパスを武器にガナーズの中盤を支配した名手。ウィルシャーとも共闘しており、彼らが織りなすパスワークに心を躍らせたファンも少なくないだろう。2013年から共闘したMFメスト・エジルと併せて、ウィルシャーは元同僚について次のように語った。
「メストとセスクはゲームを変えることも、コントロールすることもできる選手だった。でも、より支配的だったのはセスクの方だね。それが2人の違いかな。エジルはあまりビルドアップに関与しないけれど、セスクはよくポジションを下げてパスワークに参加するんだ。そのおかげでゴールを奪えたと思えたゲームが10〜12試合くらいあるよ。それほど素早くもなければ、強いわけでもないけど、彼は賢かった。彼をマークした選手たちの動きが、それを全て物語っていたよ」
ウィルシャーがこのように話したことを英『football.london』が伝えている。素早い思考で相手のディフェンスを崩す最良の方法を導きだしたというセスク。流石と言ったところか。エジルも稀代のテクニシャンとして知られる名手だが、ウィルシャーの心により残っているのはスペイン産のパサーだったようだ。
天才・ウィルシャーが語った“もう一人の天才”。セスクのプレイは今もアーセナルファンの記憶にしっかりと刻まれている。
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