[特集/CLクライマックス1999-2019 03]CLで名を揚げた13名

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独力でゴールへの道を切り拓くことができる選手だったシェフチェンコ。高速ドリブルからのシュートという自分の“カタチ”を持っていた photo/Getty Images

フィジカル自慢だったウェアはパワフルなプレイで相手DFを蹴散らした photo/Getty Images

快速アタッカーとして名を馳せたリトマネン。多くの場面で誰よりも先にボールへ追いついた photo/Getty Images

アンドリー・シェフチェンコ


FW/ウクライナ/1976年9月29日生まれ/ 183cm/100試合出場(48ゴール)

前方への推進力があり、常にゴールを目指していた。力強さと柔らかさを併せ持ち、ディナモ・キエフを世界の檜舞台へと導いた。圧巻だったのは1997-98シーズンの敵地でのバルセロナ戦で、ハットトリックを達成して4-0の圧勝に貢献。翌年には得点王に輝いた

ジョージ・ウェア


FW/リベリア/1966年10月1日生まれ/ 185cm/16試合出場(11ゴール)
相手を駆逐する圧倒的な身体能力の高さがあり、パリ・サンジェルマン時代に出場した1994-95シーズンに得点王となった。翌年ミランへ移籍し、アフリカ人初のバロンドールも受賞。当時のニックネームは“リベリアの怪人”。同国の大スターであり、現在は大統領を務める













ヤリ・リトマネン


FW/フィンランド/1971年2月20日生まれ/ 182cm/57試合出場(23ゴール)
オープンスペースへ抜け出すスピードが“槍”のように早く、ゴールへのイメージが完成されていて動きにまったくムダがなかった。90年代前半のアヤックスを支えたひとりで、1994-95シーズンに優勝を飾り、1995-96シーズンには得点王に輝くなど時代の寵児だった

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パワー、スピード、テクニック三拍子揃った選手だったクライファート。全てを活かしたドリブルで数多くの相手を抜き去った photo/Getty Images

左斜め45度から放たれるミドルシュートはデル・ピエロの代名詞。彼がカットインするたびに相手GKは身構えたことだろう photo/Getty Images

ルーニーの右足から放たれるミドルシュートは破壊力満点。欧州最高峰の舞台でも相手GKを震え上がらせた photo/Getty Images

パトリック・クライファート


FW/オランダ/1976年7月1日生まれ/ 189cm/71試合出場(29ゴール)
アヤックスの下部組織でスピード、パワー、テクニックを磨き、1994-95シーズンに18歳でCL初出場。すると、ミランとのファイナルで後半途中から出場し、決勝点を奪ってみせた。その後に移籍したミランでは不遇も、バルセロナではリーガ優勝を果たしている




アレッサンドロ・デル・ピエロ


MF/イタリア/1974年11月9日生まれ/ 173cm/90試合出場(42ゴール)
豊富なアイデアで相手を翻弄し、観衆を魅了したユヴェントスの“ファンタジスタ”。1995-96シーズンは欧州制覇するとともに、リトマネンなどと同数で得点王にもなった。ゴール前左斜め45度からのシュートが得意で、 “デル・ピエロゾーン”という言葉が生まれた




ウェイン・ルーニー


FW/イングランド/1985年10月24日生まれ/ 176cm/85試合出場(30ゴール)
マンチェスター・ユナイテッドに加入した2004-05シー ズンのフェネルバフチェ戦に18歳335日で先発し、最年少ハットトリック記録を更新。体幹が強く、ゴール前での競り合いに負けることがなかった。2007-08シーズンにはファイナルでチェルシーを下し、欧州王者となった

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ラウールはフィニッシュだけでなく、マークを外す動きも秀逸だった。軽やかな身のこなしで手玉にとったDFは数えきれない photo/Getty Images

本田の武器は強烈な左足。2009-10シーズンの ラウンド16で披露した無回転FKは衝撃だった photo/Getty Images

中村といえばFKの名手。2006-07シーズンにはGL第1節に続いて第5節でもマンU相手に直接FKを叩き込んだ photo/Getty Images

ラウール・ゴンサレス


FW/スペイン/1977年6月27日生まれ/ 178cm/142試合出場(72ゴール)
18歳で臨んだ1995-96シーズンに通算6ゴールを奪った。以降、いつの時代もレアルのエースとして君臨し、優勝3回、得点王2回という偉業を達成。“嗅覚”が鋭く、的確なポジショニングと動きで相手のマークを外し、正確なフィニッシュでゴールを積み重ねた



本田 圭佑


MF/日本/ 1986年6月13日生まれ/ 182cm/11試合出場(3ゴール)
2009-10シーズンの冬にCSKAモスクワに加入し、直後のセビージャとのホームゲームでCL初出場。続くア ウェイゲームでは直接FKを決 めて初ゴールを奪い、チームをベスト8に導いた。2013-14シーズンにも2ゴールするなど結果を残し、熱望していたミラン移籍を実現させた



中村 俊輔


MF/日本/1978年6月24日生まれ/ 178cm/17試合出場(2ゴール)
世界がナカムラの存在を知ったのが、2006-07シーズンにおけるセルティック×マンチェスター・ユナイテッドの2試合だった 。いずれも劣勢のなか、得意の左足で直接FKを決め、セルティック・サポーターに歓喜をもたらした。今も語り継がれる記憶に残る2ゴールとなっている

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高速のドリブルで簡単に抜き去られたDFは数知れず。モナコ時代からムバッペのスピードは並外れていた photo/Getty Images

攻撃性能に優れたCBであるデ・リフト。相手のプレスを一枚剥がしてからパスを出す動きは秀逸だ photo/Getty Images

大型FWとして注目されるハーランドだが、そのスピードも一級品。今季ラウンド16のPSG戦では60mの距離を6.64秒で疾走している photo/Getty Images

アグレッシブなドリブ ル&プレスで前線に違いをもたらす南野。その積極性で数多くのチャンスを作り出している photo/Getty Images

キリアン・ムバッペ


FW/フランス/1998年12月20日生まれ/ 178cm/32試合出場(19ゴール)
18歳で迎えた2016 -17シーズンにモナコのエースとして出場し、通算6ゴールを奪って準決勝進出に貢献した。パワフルかつキレのあるドリブルで経験豊富なDF陣を翻弄し、豪快にゴールを奪ってみせる。そう遠くない将来にビッグイヤーを掲げることになるはずだ


マタイス・デ・リフト


DF/オランダ/1999年8月12日生まれ/ 189cm/16試合出場(2ゴール)
2018-19シーズンに準決勝進出を果たし、あと少しで優勝というところまでいった。旋風を巻き起こしたアヤックスの守備の要で、主将としてチームをまとめていたのが当時19歳のこの男だった。その後、移籍金7500万ユーロ(約90億円)でユヴェントスに加入した


アーリング・ハーランド


FW/ノルウェー/ 2000年7月21日生まれ/ 194cm/8試合出場(10ゴール)
恐ろしいまでの決定力を持つ左利きの大型ストライカーで、2019-20シーズンにゴールを量産している。ザルツブルクでグループリーグ6試合8ゴール。ドルトムントでもラウンド16のパリ・サンジェルマン戦で2ゴールとその勢いは今も継続中だ。次代を担うスター候補のひとり



南野 拓実


FW/日本/1995年1月16日生まれ/ 174cm/7試合出場(2ゴール)
ザルツブルクでCLデビューを飾り、敵地でのリヴァプール戦で難易度の高いボレーシュートをたやすく決め、強烈なインパクトを残した。そして、冬の移籍市場でリヴァプール入りを果たした。すべて今シーズンの出来事で、CLをキッカケに成り上がっている最中だ






文/飯塚 健司

※電子マガジンtheWORLD244号、4月15日配信の記事より転載


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